脇目も振らない話

誕生日 2＋イラスト ページ3

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貴方「…え？」

数秒の思考停止
今、なんて？なんて言った…？

シ｢…あ｣

顔を真っ赤に染め上げていくシンタロー
自分の口にした言葉の重大さに気がついたのかそのまま逃走しようとする

私は逃すまいと手首を咄嗟に掴んだ

貴方「待って！逃げるな！！」
シ｢は、離してくれ…やめろ、何も言うな！！オレが悪かった！キモかったよな！？キショかったよな！？ごめん！謝るから！な！？｣

シンタローは自分の事なんだと思ってるんだろうか
何を勘違いしてるんだろうか

貴方「キモくないし、キショくもない！嬉しかったの！」
シ「…は？え？は？」

意味が分からない。とでも言いたそうな表情
いや、ここまで言ってるんだから気づいてよ
だからチェリーボーイなんだよ。シンタローは

貴方「だ、だからっ…う、嬉しかったの！す、好きな人だって、言ってくれて！」
シ｢え、ちょっ、まっ、それって…その、つまり…？｣

最後まで私に言わせる気か。コノヤロウ
…何でこんな人好きになっちゃったのかな、私

貴方「私もシンタローが好きなんだよ、バカ。ここまで私に普通言わせる？」
シ｢ご、ごごめん｣

最後くらいシンタローが言ってよね
そういう意味を込めて私は黙り込む

その意図を読み取ってくれたのかは分からないが私と向き合う形となり真剣な表情になる

シ｢その、オレとちゅきあっｸｿ…つ、付き合ってくれますか｣

…こんな時にまで噛むのか
まぁ、そんな所がシンタローらしいけれど

貴方「はい。よろこんで」

自然と笑みがこぼれる
シンタローも照れくさそうに笑ってくれた

＊＊＊
後日談

彼の誕生日にあった出来事
隅の方でやっていた事なのでバレてないと思っていたのだが

…エネちゃんはちゃっかりしていた
バッチリ録音もされていた。なんなら途中からではあるが録画もされていた

勿論エネちゃんが録音と録画だけで気が済む訳がなく、その日のうちにメカクシ団全員に知れ渡る事になったのでした

＊＊
今年の如月伸太郎くんの誕生日に投稿したイラスト貼ってみました！(できてるかな？)

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