無限の未来 15th season (ページ39)

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739話ページ39

【ジェシー】

「おつかれぇ～」

赤「おつかれぇ～って、ええっ！？どうしたの、その目！」

「花粉で、かゆくって、起きたら腫れてたぁ…」

花粉症のAは、毎年この時期アレルギーに悩まされていたけど、今日は目がプクッと腫れていた。

こんなことは初めてで、俺たちもビックリ。

赤「でもよかったね、今日YouTubeだけだから」

「雑誌とかだったらやばかった～」

黄「冷やしとけって。おぉ、朝よりは引いてきたか」

赤「ええっ、これでぇ？」

真っ赤になった左目を、Aが痒い…って時々触りそうになるのを、俺と慎太郎で阻止するのに必死。

喧嘩でもしたのかなっていうレベルで、皮膚も赤くなっちゃってるから、こりゃ痒いわ…。

赤「撮影までに引かなかったら、メイクちょっといじるー？」

緑「でもそれ、化粧品で余計にかぶれたりしない？」

「あ～、マジかぁ…どうしよう…引くかなぁ」

冷やしては保冷剤変えて、冷やしてはまた変えてって繰り返してるけど、なかなか引かないAの目の赤み。

と、そこは救世主がやってきた。

翔太「何してんの、お前。っ！どしたん、これ」

「花粉症で、痒くなって…でもこれ、引いたほうなんだよ？」

翔太「あららぁ。女の子の大事な肌なのに…」

「涼太くんみたい」

同じく事務所でYouTubeの撮影だったらしい、しょっぴーが通りかかって、偶然部屋を覗いてくれた。

そのしょっぴーも、流石に赤くなったAの目を見てびっくりしてた。

かと思えば、ちょっと待っててってパタパタとどこかへ消えていったしょっぴー。

翔太「お待たせ。その顔でYouTube出たら、ファンの子心配するっしょ…」

「あー、痛い痛いっ」

翔太「ちょっと我慢。これ、低刺激だからさ…っと。これでちょっとはマシじゃない？どう？」

Aがこっちを向けば、さっきよりは赤みが隠れて見えるAの目。

さすがに目ん玉まではどうしようもないけど、これならだいぶ落ち着いて見える。

赤「よかったね、A！さすが、しょっぴー」

翔太「その代わり、肌には良くないし、終わったらすぐに落とすんだよ？ぬるま湯ね？」

しょっぴーのお陰で、助かった1日だった。