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【樹】
母「じゅーりー！ご飯できたよー！」
青「…ぁーい、今行くぅ」
授業サボって、風磨と数時間過ごして。
それなりに体調は落ち着いてくれたし、なんなら部活にも行けたし、ちぃともいつも通りに寄り道してから家に帰ってきた。
…アドレナリンって、すげぇ。
黄「飯。早く降りてこい、冷めるぞ」
青「んー、分かってる〜」
黄「…起きる気ある？」
青「あるから。絶対ぇ俺の分、食うなよ」
食欲なんてないに等しいけど、食べなきゃ薬飲めないのもあるし、なにより母親に勘づかれるのは、また色々言われて面倒なことんなる。
頼りゃいいんだけどさ、それはやっぱ…ねぇ。
手元のケータイには、着信拒否済みの母親の番号。
こんなの子供じみてるって分かってるけど、いざ顔を合わせると、なんとなくモヤモヤして。
黄「若干冷めてんぞ、お前おせえから」
青「…別にいいよ、冷めても食えるから」
飯食え、風呂入れ、宿題はしたのか、明日の部活の予定はどうだと…え？これ俺ばっかじゃね？って思うけど…兄貴は言われずともやってるから、そのせいか。
なんて…自分の非を認めれば、余計に増すのは嫌悪感。
兄貴の反抗期も凄かったけど…それから数年、少し余裕そうに俺を見てからそれすらも、今はちょっとムカつく。
そんな兄貴の視線も、母ちゃんの小言も何もかもシャットダウンするかのように駆け込んだ部屋。
いつの間にか、そのまま眠りについて…どれくらい経ってるんだろう。
青「っ…ん゛っ…ｹﾞﾎｯ」
なんか、嫌なざわめきで目が覚めたかと思えば、昨日の夜中以上の違和感。
青「ｹﾎｹﾎ………ｯｹﾎ……ﾋｭｰｯ、ｾﾞﾎｯ……ｹﾎｹﾎ………ﾋｭｩ…」
我慢したいのに、そんな意思をシカトするみたく、我慢しきれずに溢れる咳と聞きたくもない呼吸音。
一度自覚してしまったら、もうそこからは…。
青「ｹﾎｯ…ｺﾝｺﾝｯ、ｺﾞﾎｯ……ﾋｭｯ、ﾊｧｯ…ｹﾎｹﾎｹﾎｯ、ｺﾞﾎｯ…ﾋｭｩｯ、ｾﾞｪｯ…ﾊｧ､ｹﾎｯ…」
止まらない咳と、握りつぶされるみたいに狭まる気道に逆らえず、あっという間に呼吸ができなくなった。
考えてる余裕なんてない。
黄「樹…？だいじょぶかー？…え、樹っ！ちょ！母ちゃんっ！！！」
やめてよ、母ちゃんなんて…呼ばないで、とは…。
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かん。(プロフ) - そらんさん» リクエストいただきありがとうございました☺︎短編��にてお話アップさせていただきました！大変、お待たせいたしました。これからも、作品共々よろしくお願いいたします！ (7月30日 22時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - さくらさん» リクエストいただきありがとうございました！続編にて、お話書かせていただきました☺︎おまたせしてしまい、すみません。。また、他のお話もお楽しみいただけたら嬉しいです！これからも、よろしくお願いします❤︎ (7月3日 20時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ピンクBlackさん» リクエストいただきありがとうございます！お時間いただいてしまいすみません。。続編にて、お話完結となります☺︎お楽しみいただけていたら嬉しいです！ (6月11日 20時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
そらん - いつも楽しく読ませていただいてます！かんさんの小説が大好きです！リクよろしいですか？のせいでもないし、誰にもどうしようもの続きで、ルンバ−ルで痛くて過呼吸起こしてしまうのをもし書けたらでいいのでお願いします！ (5月12日 2時) (レス) id: 586b465d2d (このIDを非表示/違反報告)
さくら - リクエストさせていただきたいです!!本編の220話でほっくんがdtskと詰所に行ったかと思いますが、その詰所でどんなこと話したのかとかどんな時間過ごしたのかのお話お願いします。昔の甘えん坊になってる感じなのかなっておもいます。特にskには甘えてそう (2023年4月18日 22時) (レス) id: 3f90d4971e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年1月5日 21時
