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【北斗】
「ｹﾞﾎｯ､ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ、んえっ…っく、ｹﾞﾎｹﾞﾎｯ」
黒「おっと…。気持ち悪いの我慢しないよ。…ん、そうそう」
一日経っても熱が下がらなくて、午前中ゆっくり様子見てれば、お腹痛いだの気持ち悪いだの、昨日まではあまり訴えのなかったことを言い始めたA。
それを聞いて、ちょっとこれはおかしいかも…なんて思って、もう一度Aを病院へ連れて行けば、診断されたのは“ウイルス性胃腸炎”だと。
そりゃぁこれだけ具合悪くもなるか…なんて。
帰ってきてからもしばらく酷くなる一方の体調に、とにかく1型のこともあるし、脱水だけはならないようにと先生たちに言われた任務を全うする俺。
「ごめ、ね…にぃに…おやすみ、ｹﾎｯ」
黒「んーん、そんなこと気にしないの。ね？」
「パパも…っ、ﾊｧｯ」
黒「うん、大丈夫だから。大丈夫、大丈夫」
「…っ、ﾊｧｯ…にぃに、も…」
黒「…え？」
「にぃ、に…にぃにも…ﾊｧｯ、違う…っ」
“にぃに、変だよ。にぃに、いつもと違うよ”
恨んだ瞳をこちらに向けてくる妹が何を言いたいのかは、およそ分かっていた。
わかっちゃいるけど、それでも理解が及ばないフリをしていたのは、もちろんそれを自分の中に落とし込みたくないがためで。
なんとなく普段よりも回転速度の遅い脳みそのおかげで、その理解が体感になってしまわないことだけが、今は救いだって思った。
今、この状態で俺までダウンするわけにはいかないのよ。
黒「ん、だいじょーぶよ、にぃに今日ずっといるからさ」
「ん〜…%＊÷[.#=〆」
黒「ん…？なんて…？笑」
ほら…にぃに、まだこうやって笑ってる余裕あるからさ。
だから心配なんてしなくても、自分のことだけでいいからねって。
誰に言い訳するでもなく、とりあえず心ん中で呟いてみたり。
スースーと、少し安定してきた寝息が聞こえたら、次は父さんの部屋。
黒「とーさーん…？」
青「おぉ…A…ど…？」
黒「さっきもう一回病院行ってきたら、胃腸炎だって。しんどいわけだよ」
青「そ、か…ﾊｧｯ…あと…っ、お前、は…？」
黒「…なーんもないって、大丈夫」
大丈夫だって。
しょっぴー、今日の勤務終わったら来てくれるって…だから、あと数時間の…辛抱、でしょ…？
青「北斗っ！」
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かん。(プロフ) - そらんさん» リクエストいただきありがとうございました☺︎短編��にてお話アップさせていただきました！大変、お待たせいたしました。これからも、作品共々よろしくお願いいたします！ (7月30日 22時) (
レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - さくらさん» リクエストいただきありがとうございました！続編にて、お話書かせていただきました☺︎おまたせしてしまい、すみません。。また、他のお話もお楽しみいただけたら嬉しいです！これからも、よろしくお願いします❤︎ (7月3日 20時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
かん。(プロフ) - ピンクBlackさん» リクエストいただきありがとうございます！お時間いただいてしまいすみません。。続編にて、お話完結となります☺︎お楽しみいただけていたら嬉しいです！ (6月11日 20時) (レス) id: bd45e6ad2b (このIDを非表示/違反報告)
そらん - いつも楽しく読ませていただいてます！かんさんの小説が大好きです！リクよろしいですか？のせいでもないし、誰にもどうしようもの続きで、ルンバ−ルで痛くて過呼吸起こしてしまうのをもし書けたらでいいのでお願いします！ (5月12日 2時) (レス) id: 586b465d2d (このIDを非表示/違反報告)
さくら - リクエストさせていただきたいです!!本編の220話でほっくんがdtskと詰所に行ったかと思いますが、その詰所でどんなこと話したのかとかどんな時間過ごしたのかのお話お願いします。昔の甘えん坊になってる感じなのかなっておもいます。特にskには甘えてそう (2023年4月18日 22時) (レス) id: 3f90d4971e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：かん。
| 作成日時：2023年1月5日 21時
