70 ページ20
.
試作品とはいえ、お料理はどれも美味しくて。
全て食べ終わった頃、お皿を片付けに来てくれた隼人さんに、
「今日も隼人さんのお料理、すごく美味しかったです!」
と伝えると、おやつは一緒に食べよう〜!お客さん帰ったし。とアイスの添えられたガトーショコラの乗ったお皿2枚を手に、カウンターの私の隣に座った。
「最近仕事どうなの?大丈夫?」
今の仕事を始めるからと、カフェのお手伝いをやめたのにそれからもずっと気にかけてくれている。
「新しい企画もあって、ちょっとバタバタだったんですけど。それも今日でひと段落したので、一瞬は落ち着くかなと願ってます。」
今日も、朝少しだけ仕事の用事があって。と話すと彼方さんを思い出してしまい、恥ずかしくなって笑ってしまう。
「なに?急に可愛い顔して。」
そんなわたしの顔を見てしまったのか、隼人さんはにやにやと怪しんだ顔でこっちを見ていて。
「なんでもないです〜。」
本当になんでも無いような顔をして大好きなガトーショコラを口にする。
「Aに珍しく恋の予感じゃん!」
「っ、そんなんじゃないですから!恥ずかしいのでやめてください。」
少しむせてしまい小さな声で言うと、
「わかったわかった。じゃあ落ち着いたら連れてきてよ。俺が見定めてやる!」
なんてすごく楽しそうな顔をしていて。
彼方さんにもいつか、隼人さんのお料理を食べてもらいたいな。と思った。
.
958人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
airi(プロフ) - これからも頑張ってください! (2017年9月28日 18時) (レス) id: f0639aa464 (このIDを非表示/違反報告)
あおいろ - わあ!えろるさんだぁ!!Foooooooooo!←完全にテンション崩壊。これからも楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年9月27日 20時) (レス) id: 6dde1d0c13 (このIDを非表示/違反報告)
まぁ(プロフ) - えろるさん…えろるさん…えろるさぁぁぁぁぁん!!!!ぐはぁ…゚+。(*′∇`)。+゚鼻血 (2017年9月27日 16時) (携帯から) (レス) id: 8d2fa75611 (このIDを非表示/違反報告)
Miruki - えろるさん最高です!! (2017年9月27日 16時) (レス) id: 41170e6024 (このIDを非表示/違反報告)
夕暮ノ穹 - ん"んんっ……えろるさん降臨………(鼻血) (2017年9月27日 10時) (レス) id: 47db33e843 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:雨 | 作成日時:2017年9月13日 10時