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みかん's birthday ページ36

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「誕プレいる?」

「あ、今?」



いや普通呼び出す?と笑う亜嵐さん。

俺もそれは思った。


さっき『ちょっと楽屋来て』とだけ言って電話を切っていたAさん。

まさかBD Boyを呼び出したとは思わなかった。



「セブンでこんなアイス見つけたの」



みてみて、とコンビニの袋からアイスを取り出すAさん。

温州みかん、……。(笑)


……あ、思ったより亜嵐さんの目キラキラしてるわ。()



「え、なにこれめっちゃ美味そうなんだけど」

「今年のみかんはアイスで我慢して」

「別にみかん以外要らねぇっつってんじゃん、(笑)」



明日からセブン通お、と亜嵐さんは早速Aさんの隣に座ってアイスのカップを開け始めた。

……別に今日ぐらい我慢するし。


てか8月誕生日多くない?!

俺今月どんだけ我慢すればいいの?!

我慢するけどさ?!



「……お嬢、これどこで見つけたの」

「アイスが食べたくなったところにちょうどセブンがあった」

「マジ神、死ぬほど美味い。来年もこれでいいわ」

「来年もあるかは分からないけどね」

「食う?」

「ん」



亜嵐さんはAさんの口の中にアイスを……ん?

放り込みましたよね今!カンセツ、kiス?!()



「北人さん、心の声うるさいです」

「まこっちゃんまでAさんみたいなこと言うの……。」

「「「(心の声が聞こえてることに対してはノータッチなのね)」」」

「……ほくちゃんもいる?」



『今ならカンセツ狙えるんちゃうん』



壱馬は俺の耳元でつぶやくと、ニヤニヤしながら楽屋を出ていった。

言い逃げした、アイツ、



「ほら早くしないと私食べるよ」

「なんでお前が食べんだよ」

「いただきます、!」



……想像以上に美味しくて思わず笑いがこぼれます。ふふ。()



「……なんかキミの恋人笑ってるけど大丈夫そ?」

「アレと恋人になった覚えないんだけど」



亜嵐さんはまたアイスを掬ってもう一口食べる……、

のかと思いきや、そのままAさんの口の中にアイスを突っ込んだ。



「じゃ、俺は残り楽屋で食べるから。またたっかいプレゼントありがと」



ばいばーい、と楽屋を出ていった亜嵐さん。

……荒らすだけ荒らして帰っていきました。()








(照れてるの珍し)

(……うるさい)

(キスの味は何味でした?)

(かずまこシバくよ?)

((ごめんなさーい))



( 壱馬 / A / 慎 )









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白濱さんお誕生日おめでとうございま((文字数


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姉貴がデレて何が悪い。→←しぶざいるなう。



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作者名:L | 作成日時:2020年6月12日 12時

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