素直になれないのは君のせい【月永レオ】 (ページ5)

今日:5 hit、昨日:107 hit、合計:25,677 hit

目覚めのキスページ5

目覚めてすぐ目に入ったのがこのオレンジ頭

あー…そうだ私昨日こいつの家に泊まったんだった

妹のるかちゃんは可愛いのになんでこう真逆の性格してるのかね

おまけにシスコンだからカッコつけて馬鹿みたい

こいつの家夢ノ咲まで近いしまだ寝ても良いかな

そう思いレオの胸に頭を寄せた

11月の朝は寒い

レ｢お前朝早いな｣

『当たり前だろ』

私の家夢ノ咲まで遠いんだし

レ｢お前声ガサガサだなっ！｣

『寝起きだし…』

お前のせいだとか紛らわしいこと言うと思ったか

ちゃんと服きてるし

レ｢インスピレーションが湧いてきた！朝起きたらAが可愛いことしてる歌～｣

そこにあったメモ帳に音符を書いていく

『それ、Knightsの新曲にしないでよ』

レ｢じゃあ、お前にあげるよ｣

『やめろ馬鹿』

誰が自分の恥ずかしい曲を自分で歌うかよ

朝起きてもひとりじゃないのは心苦しくないけどね

る｢おはよう。お兄ちゃん入ってもいい？｣

レ｢あぁ、いいぞ。おはよう｣

るかちゃんだ。早起きなんだな

ドアを開ける音がした

『おはよう、るかちゃん』

多分レオの元でうずくまっていたのはバレてるだろう

初めて泊まったわけでも寝た訳でもないのだからもう慣れっこ

2人揃ってベッドから起き上がった

る｢えへへ、おはようAさん。2人ともお母さんが呼んでるよ｣

微笑む姿が愛らしい

レ｢今行くから先に行っててくれ｣

るかの頭を撫でて言った

そういうところは兄っぽい

る｢うん、わかった！｣

そう言い残して部屋を出た

『一緒に行かなくていいの？』

レ｢ん〜まだやらなきゃいけないことが残ってるからな｣

『何それ』

レ｢ん、おはようのちゅ〜｣

私の唇にキスをしてはニヤリと笑った

『…朝から何すんのよ変態』