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飴玉と締切 ページ36

『っ…はぁ、はぁ…連れてきた…』


泉「ご苦労さまぁ…ほんっと迷惑かけないでよねぇ」

王さまのフードを掴み引っ張って連れてきたため息が荒い
重いし、泉が早く連れて来てなんて言うから走って探してきたのだ

泉が言うのには生徒会にだす大事な書類がまだできてないとか
王さまの癖にしっかりしろよな…確かあの書類って今日までじゃね?
今日中に終わんの?


レ「引っ張るなって…!首が締まる〜」

『いいよ、絞め殺してやろうか』

レ「上等だ、やってみろよ」

泉「こら、喧嘩しないの」


今度はいつも通り口喧嘩をとめる泉がレオのフードを引っ張りだし書類を渡す


泉「はいこれ!今日中に終わらせないとだめだからねぇ?勿論作曲は禁止」

レ「えぇ〜?そんなことしたら俺が死ぬ!世界的損失!」

泉「口答えはいいから早く書きなぁ!?蓮巳がうるさいんだからぁ!」


泉が強制的に書類を書かせながら隣で監視する
なんでいつも締切までに終わらせれるものも終わらないのか

渋々レオが書類を書き始めたので私も自分のスマホを取り出して無視していたマネージャーの連絡に返信した

ポケットの中になんか入ってる…?飴?
そういえば朝に蒼太から貰ったんだっけ?

見たこともないパッケージの飴玉ひとつを見つけたので、なんとなくそれを口の中に入れた



『…まっず…何この味…』

何味なのかもよく分からない。食べたことの無い味だ

レ「何食ってんだ?」

『蒼太から貰った飴。…味は…何これ、宇宙味?』


パッケージに書かれた宇宙味
よく分からないが絶対レオが宇宙がすきなが知ってるから渡してきたんだろう
それかただただ不味かったのか
まずどこに売ってんだこれ。

レ「何それ俺にもくれよ〜!」

『1個しか貰ってないから無い。それよりも書類書けまだ途中だろ』

レ「お前の飴貰ったらやるから」

『無いって言ってんだろ』

バカなのかこいつは

レ「あるだろ?ここに……」

『ばっ…っ………んぅ…ぅ』

そう言って顔が近くなると思えば唇が重なり何かが入ってきた
まさかこいつ私の舐めてる飴を食うべきなのか

レ「ん〜…確かによくわかんない味だな!食べれないことは無いけど」

『今すぐ吐け。捨てろ。食うな。』

レ「なんでもったいないじゃん」

『そういう意味じゃねぇ…』

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作者名:うななちゃま | 作成日時:2022年8月25日 21時

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