Secret Girl ~Sho~

2017.10.15 ページ18

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廉「よし、俺の気持ちはこれで終わり。

Aちゃん留学するんか…寂しくなるなぁ」






寂しくなるどころじゃないのに

なんでもないフリして話を続ける。




キミの顔なんか見れるわけなくて

腕を組みながら下を向いた。






『……廉くん、ありがとね』






落ち着いた声に安心して顔を上げた。




キミはやっぱり泣いていて

でも微笑んでいて。






廉「最後なら、紫耀に今までのこと

全部言おっか？」




『ううん。廉くんからは何も言わなくていい』






いつでも紫耀を想って

真っ直ぐで綺麗な心を持ったキミ。




そんなキミは俺にヒントを与えてくれた。




“廉くんからは”

つまり、紫耀に話す人は

Aちゃんやってこと。




きっと、紫耀が本気で知りたいなら

本人に直接聞きに来てほしいって

遠回しに言ってる気がした。






廉「わかった」




『今までずっとありがとう』






俺ももう会えなくなる覚悟はできた。




伝えるべきことは伝えた。




あとはAちゃんと紫耀が

どうにか上手くいってくれたらええ。




俺はもう2人の間に割り込むことはない。






廉「幸せになってな」


『うん…！』









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俺の恋は今日、後悔なく散っていった。

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