【あんスタ】あの日常が戻ってきた瞬間に来てしまった女の子5 (ページ32)

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第228話ページ32

大丈夫と聞いたはいいものの、どうみても大丈夫には見えない

走ってきたのか、額に汗をかいている

ただでさえ暑いのに、ダッシュするなんて……

まぁ、零が5分以内って言ったせいなんだけど

『暑かったろうに……』

そう言って私はポケットからハンカチをだして、晃牙の汗を拭う

晃牙｢ばっ！なにすんだよ！｣

『なにって汗拭いてる？』

汗を拭うと途端に焦り始めた晃牙

晃牙｢だからなんで拭いてるんだよ！ハンカチが汚れるだろうが！｣

『別に汚れてもいいよ、洗濯するし』

晃牙｢そういう問題じゃねぇんだよ！｣

『じゃあ、どういう問題？』

晃牙｢…………｣

私がそう聞くと、黙ってしまう晃牙

なんの問題か私には全く分からない
別にハンカチなんて洗濯すればいいはなしだ

晃牙｢と、とりあえず大丈夫だ！｣

そう言った晃牙の顔は一瞬青くなったのは気の所為だろうか？

『そっか』

零｢わんこ、我輩のトマトジュースはまだか？｣

そう言った零はなんだか機嫌悪そうだった