【あんスタ】あの日常が戻ってきた瞬間に来てしまった女の子5 (ページ27)

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第223話ページ27

『なんで、零がそんなに怒る、の？』

零｢それは……お前がやめるとか言うからだろ｣

そう言ってそっぽを向く零

『だって……』

そう言って私も俯く

零｢あのなぁ、A｣

零は私の名前を呼びながら、しゃがみこんだ
そして俯く私の顎を掴んで上に向かせるようにした

零｢……お前がいちゃダメだって、誰が言った？｣

『え？』

零｢…………｣

零の言葉に私は考える
確かに、瀬名先輩にはなんでここにいるかは聞かれた
でもダメだとは言われてない
あれ？

『誰にも、言われてない』

零｢だろうな｣

やっぱりなと言う零に不思議に思った

『なんで、分かったの？』

零｢分かるって言っただろ、お前のことなら｣

そう言って私の目から出てる涙を指で拭い、ペロリと舐めた

零｢しょっぱっ｣

『な、何してるの！』

零｢なにって、舐めたただけ｣

そう言って淡々と言う零に私は驚きが隠せない
てか、平気でなにしてくれてるの！？

零｢A、顔真っ赤｣

『零のせいじゃん！』

そう言って零の肩を叩く