すの女の子２ (ページ7)

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(白崎 side)

ビックリした……

まさか翔太くんにあんな事言われるとは思ってなくて
恥ずかしすぎて無言で部屋を出てきてしまった

お風呂から出てリビングを覗くと
マグカップは片付け終わったのか
ソファで再び電話をしている翔太くん

ドアを閉めようと思ったら
フッと振り返って優しい顔で微笑む翔太くんに
ドキドキしているのがわかる

渡辺「Aおいで」

『あ、うん』

渡辺「もう髪の毛乾かしたの？」

『いや、まだ』

渡辺「じゃあ俺乾かす」

なんてドライヤーを取りに行ってしまった

翔太くんに髪も乾かしてもらい
あまりの気持ち良さにウトウトしてきた

渡辺「俺もお風呂入ってくるから寝ずに待ってて」

翔太くんは私の返事も聞かないまま
お風呂に行ってしまった

しばらくして出てきた翔太くんは
当たり前だけど同じ匂いがして

今日が初めてじゃないはずなのに
ムダにドキドキしてる

渡辺「お待たせ。寝ようぜ」

手を引かれて同じベッドに入るのもいつも通り

全てがいつもと変わらないはずなのに
翔太くんがいつもより妖艶なのはなぜだろう

付き合って１ヶ月って
もうそういうことをするのだろうか

経験のない私には考えれば考えるだけわからなくて

だけど翔太くんはいつも通りおやすみのキスをして私を抱きしめて寝るんだ