すの女の子２ (ページ6)

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渡辺「…はい」

樹「あ、しょっぴーやっと出た！今何してんの？」

渡辺「お前ら鳴らしすぎだわ」

二人でいる所をバレない方がいいかなと思い
リビングから離れ、洗い物を始める

なんだかんだ樹たちと電話している翔太くんは楽しそうで
本当に今日、私なんかと一緒でよかったのかなと不安になる

いつの間にかボーッとしてたみたいで
大きな音が鳴り、我に返った

周りを見るとマグカップが割れ、破片が散乱している

(渡辺 side)

樹と電話をしていると
いきなりAの方から大きい音がして慌ててキッチンに入る

Aの周りにガラスが散らばっており
それを拾おうとしている

樹に"またな"と電話を切り近づいた

『翔太くん、電話中だったのにごめん…
こっち来たら危な……』

「いや、お前のが危ないわ
とりあえず破片に触らずに手洗って」

Aが手を洗ったのを確認して
抱き上げて安全な場所におろす

「掃除機貸して
ここ片付けとくからお風呂先に入っておいで」

『いや、私やるよ。翔太くんが怪我したら困るし』

「俺はAに怪我してほしくないから」

俺の言葉にAは相当ビックリしたのか
掃除機を持ってきて
そのまま部屋を出ていってしまった