すの女の子２ (ページ5)

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家についてご飯を作っている間
翔太くんはテレビを見ながらのんびりしている

『翔太くん出来たよ』

渡辺「美味そう！このお酒まで作ったの？」

『うん。初めて作ったから味の保証はないけど…』

渡辺「まじ腹減ったから食べよう！乾杯」

お酒を一口飲んで目を見開く

渡辺「え、これまじ美味いんだけど！どうやって作ったの？」

『秘密。まだあるけど、お酒だから飲みすぎないでね』

目の前でハンバーグを頬張る翔太くんは聞いてるのか聞いていないのか

でも美味しそうに食べてる姿を見てどうでもよくなった

『今日みんなとご飯行かなくてよかったの？』

渡辺「あいつらとはいつでも行けるし
…でも記念日だからお前と一緒に過ごしたかったの」

お酒も入ってるせいかいつもより甘い翔太くん
普段なら絶対そんなこと言わないのに恥ずかしすぎてキッチンに逃げ込もうとする私の腕を掴む

渡辺「何で逃げんの…」

『だって……』

そこでタイミング良く翔太くんの携帯が鳴る

『電話…鳴ってるよ』

渡辺「樹だからいい」

鳴り止まない上に、何度もかかってくる電話に
翔太くんも諦めたのか、渋々携帯を手に取った