すの女の子２ (ページ36)

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サマパラ② ページ36

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〈今日サマパラ行くね〉

なんてLINEが来たのは本番1時間前

私は急いで電話をかけた

『もしもし！』

紗綾「どうしたの？」

『もう会場いる？』

紗綾「これから入ろうと思ってたとこ」

『誰と来たの？』

紗綾「茉希と咲良ちゃん」

『え！会いたい！スタッフさんに言って
入れてもらって！迎えに行く！』

紗綾「時間大丈夫なの？」

『うん、余裕！』

紗綾「わかった。チケットだけ発行したら行くね」

私は電話を切って急いで楽屋を飛び出した

『ねえ、優子ちゃん』

優子「ん？何？」

『紗綾たち来たんだけど
スタッフさんに裏まで案内してもらって』

優子「それはいいけど…準備は終わってるの？」

『あと髪の毛だけ』

優子「…20分前になったら私の部屋ね」

優子ちゃんはそう言って
スタッフさんに伝えに行ってくれた

少し待っていると紗綾たちを見つけてダイブ

『来てくれてありがとう！』

紗綾「忙しい時にごめんね」

『ううん、会えて嬉しい！楽屋案内するね』

楽屋を開けるとさっきまでいなかった
樹と北斗が座っている

『げっ…樹いるじゃん』

樹「しろちゃん帰って来た！
ってか可愛い子いっぱい連れてる」

『ちょっと樹、近付かないで！
樹が簡単に手出していい子たちじゃないの！』

深澤「まあ、とりあえず入ってもらったら？」

紗綾「はじめまして。いきなり来てすいません。
これ良かったらみんなで食べてください」

紗綾はそう言って持ってきていた紙袋を渡す