さん ページ5
「すみません。呼んでいただきたい人がいるのですが。よろしいでしょうか?私は１年の桔梗Aと申します。」
「あぁ。そいつの名は?」
「ありがとうございます。日々樹渉というのですが」
「日々樹だな。分かった。俺は蓮巳敬人だ。よろしく頼む」
「えぇ。よろしくおねがいします。蓮巳先輩。」
厳格。というのがよく似合いそうな人です。親切な人がつかまって本当に良かった
「日々樹、客が来ているぞ。桔梗という１年だ。」
「おやぁ?ありがとうございます!!お礼にバラを差し上げましょう!」
「渉さん。うるさいです。周りの迷惑になるので声量を抑えてください。蓮巳先輩もありがとうございました。」
「あぁ。」
まったく。驚くと声が大きくなるのはなんとかしないとですね。
「A。入学おめでとうございます。」
「ふふ。ありがとうございます。渉さん。今日は何か予定はあるのですか?」
「ありませんよ?Aはどうですか?」
「私もありません。一緒に帰りませんか?どうせ帰る所は一緒ですし。」
「！えぇ!」
夢ノ咲は実家から遠いので私の高校入学を機に渉さんとルームシェアをしているのです
「今日の夕飯は何にしましょうか?」
「和食が食べたいです。私も手伝いますよ?」
「そうですねぇ、、、、、では、さばの味噌煮などどうでしょうか?」
「いいですね。渉さんの料理は美味しいですから。」
それに、さばの味噌煮は私が和食のなかで一等好きなものですし。
「、、、、、、、、渉さん。愛しています。」
「私もですよ。A」
私はこれからこの時間が一等好きになるのでしょうね。
「渉さん、鍵開けて下さいな?私、今両手塞がってますから。」
「えぇ!仰せのままに」
「ありがとうございます。渉は先にお風呂入って下さい。先に汁物などを作っておきます。」
では、お先に。とお風呂へいった渉。さて、お味噌汁を作りましょうか。具材は、人参にじゃがいも、ほうれん草辺りでいいですかね。出汁はとるの面倒なので顆粒タイプのでいいですね。
明日の朝までの分を作っておきましょうか。
「ん。これでいいですかね。まぁまぁの出来です。」
「A、上がりましたよ。ふむ。今日はじゃがいも、人参、ほうれん草のみそしるですか。美味しそうです」
「渉。料理中に後ろから抱きつくのはやめて欲しいといつも言っているでしょう。」
「おや。すいません。後は私がやりますのでお風呂、入っては如何です?」
「えぇ。そうすることにしますね。」
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作者名：月うさぎ | 作成日時：2022年1月5日 13時
