なな ページ8
「やぁ、麗月。そっちはどうかな?僕のところは区切りが良かったから終わったけど」
「こちらも終わりましたよ」
「もしかして、あの地獄のレッスンしたの...?」
「まさか。成長期の学生にするわけ無いでしょう。三年生だけならやったかもしれませんが」
よかったねぇ。と安堵の笑みを浮かべ麗月のチームに話しかける時雨
「麗月さんのレッスンってそんなに厳しいのかい?」
「そうだね。気絶上等って感じ。想像できたかな?天祥院の若君」
時雨のその言葉にひっとひきつった声を出す英智
「私のが地獄ならば、柊さんのレッスンは一体何なのです?」
「うーん。走馬灯が見えるレッスン...かな」
「まぁ、間違って...はいないですね」
柊、という人物の名に反応を示したのは二人
「なぁ、夜神。その柊ってもしかして、雪景柊か?」
「えぇ。そうですが、お知り合いで?」
「はい。私たちと雪景先輩は学生時代に友達だったんです。いまでもたまに、飲みにいっています」
「へぇ。柊さんの友人って貴方達だったんだね」
よく話してたよ。と時雨が告げると、顔がほころぶ二人
「さぁ、柊さんの話は後でお酒でも飲みながら。今は、レッスンの出来をお互い確認しましょう」
「OK。じゃあ、此方からいこうかな。順番は、Knights、紅月、Mam、2wink、Switchそして、最後にValkyrie。これでいくよ」
そうですか。と返す麗月。ではこちらは、と告げた順番はUNDEAD、fine、Ra*bits、流星隊、最後にTrickstarという順番であった
「では、始めましょう」
この言葉を皮切りに、各ユニットは、それぞれ現時点でのもっとも高いパフォーマンスを披露していく。以前とは明らかに違い。細部まで詰めに詰めたパフォーマンスに、教師陣も感嘆の息を漏らす
全てのパフォーマンスが終わったあと、生徒達はどうだ。と言いたげに二人を見る
「素晴らしかったです。たったの三時間でよく、ここまで成長できましたね。私からは言うことは無いですよ。芸能界で楽しみにしています」
「僕からもないよ。みんなの成長速度はちょっとびっくりしたけど。また会える日を心待ちにしているね」
「では、最後に。ご褒美として私たちのステージをプレゼントします」
「みんな、ご褒美なんだから、楽しむんだよ!
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麗月、時雨の歌とダンスの師匠。元リズリン所属のアイドル。現在はフリーの俳優兼指導者
実は、夢ノ咲から勧誘が来てるとか....
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作者名：月うさぎ | 作成日時：2021年11月20日 15時
