6時間目 そっけない ページ6
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な「どう考えてもおかしいでしょ、あの巨大な…」
なぎひこはその先をなんて言ったらいいか分からなくなったのかそこで切れた。
『そうかな？ファンタジーな感じがして楽しそう！』
な「ほんとにお気楽だねA…」
『何その言い方ー！』
私がなぎひこにそう言って怒ると、なぎひこは帰るよと言って家へと向かう。
家に行くと、丁度なぎひこのお母さんが帰ろうとしてる所だった。
な母「あ、なぎひこさん。くれぐれも失礼なことはなさらないようにね」
な「分かっています、お母様」
なぎひこのお母さんは、ペコッとお辞儀をして帰って行った。
家の中に入ると、さっきまでなかった靴があった。
どう見ても大きいし男の子の靴。
まさか学秀？！
私は急いで中へ入った。
学「あ、A」
『学秀〜！！』
リビングに行くと、学秀がソファに座って勉強をしていた。
こんな時まで勉強って…さすが。
私はそんな学秀に思いっきり抱き着く。
『ひさしぶり！』
学「ああ。…相変わらずちびだな、A」
『うるさい！それは禁句！』
学「はいはい、痛い。」
私が学秀をポコポコ叩いていると、なぎひこが睨んでいるのが見えた。
あ、そうだ説明しなきゃ。誤解されては困る。
『なぎひこ！この人は浅野学秀。私の従姉妹！』
焦って説明をすると、なぎひこは少し顔が柔らかくなった。
な「そうだったんだ。僕はこれから一緒に住ませてもらうことになった藤咲なぎひこです。初めまして」
学「ああ。」
相変わらず学秀は私以外にはそっけない。
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作者名：柚 | 作成日時：2020年3月26日 14時
