23時間目 正直な暗殺 ページ23
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前「ストレートだなあ…」
奥「だめ…ですか、？」
さすがの殺せんせーでも、びっくりして汗を流していた。
殺「奥田さん…これはまた正直な暗殺ですね…」
奥「あ、あの…私みんなみたいに不意打ちとか上手くできなくて…でも！化学なら、得意なんで…真心込めて作ったんです！」
真心って…暗殺に真心あっても怖いよ。
杉「奥田…それで渡して飲むやつはさすがに…」
杉野はそう言ったが、殺せんせーはむしろ嬉しそうな顔をしていた。
ん？嬉しそうな顔かは私は判断できなかった。
だっていつも同じ顔だもん。
殺「それはそれは…では、いただきます！」
殺せんせーはそう言って一気に飲み干した。
って飲むんかい！！
すると、飲んだ瞬間ごほっとむせている殺せんせー。
『え？効いてる？』
な「どうなるんだろう…？」
私たちは意外と興味津津だった。
しかし、結果は意外なものだった。
「なんか角生えたぞ」
殺せんせーの顔は青くなり、後ろ側に謎の角が生えた。
殺「この味は水酸化ナトリウムですね？人間が飲めば有害ですが、先生には効きませんねえ。」
奥「そうですか…」
殺「あと2本あるんですね？」
奥「あ、はい、！」
殺「それでは…！…ん、んぐぅ…！」
また違うのを飲むと、殺せんせーは再び苦しみ出した。
果たしてこれは演技なのか…？！
ウニュ、と言った殺せんせーの顔は今度は緑になり、羽が生えた。
『もう顔が心臓でしょ殺せんせー…』
私はそう言って苦笑いをした。
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作者名：柚 | 作成日時：2020年3月26日 14時
