猫田くん悩む ページ47
杏｢はーいちゅうもく！Aもつれてきたよー！｣
｢ちょ？！え、なにこれ、え？｣
レッスンルームに連れ込まれ本気で訳が分からなくなる。
そこにはパールがいて彼らはこちらを見て驚いたようにした
巴｢え？どうしてここに？｣
杏｢Aがこんなものを出そうとしてたから連れてきました！｣
退学届けにみんなが顔をしかめる。仕方ないじゃないか。
巴｢ねぇ、Aやっぱりおうちの関係上手くいってないんじゃないの？！｣
雨｢俺たちもなにか力になれることがあれば.......｣
｢大丈夫だよ、みんなには迷惑かけないよ！ね？｣
だから安心してって言おうとした、だけどそれは言えなかった
巴｢だから、なんでそうやっていつもいつもAは僕らを頼ってくれないの？仲間なんだよ？Aが僕らと一緒に頑張ろって言ってくれたんじゃない！なのに、なんで1人でいつも無理するの！｣
ミーのはりあげた声に空気が止まった気がした
雨｢A先輩、それは俺も思ってました。A先輩が俺たちの為にって事務所でもたくさんお仕事してるのも俺たち全部知ってます。グランユーフォリアのけんだって特待生さんに嫌な事されても我慢してやってるって｣
白雪｢.......僕からも言うのはおかしいことかもしれませんが、Aくんは、本当に俺たちのことを仲間だと思ってくれていましたか？守るだけの対象だと思ってませんでしたか？｣
その言葉たちは胸に突き刺さった
だって、だったらどうすれば良いというのだ
この世界に来て助けてなんて言える人誰もいなかった
だって迷惑になるじゃないか
杏｢.......あのね、ゆっきーもこの学校辞めるってのは聞いてる？｣
｢うん。聞いてる｣
杏｢そっか、俺たち次の定期発表会の公演で1番になってクラウンになるって決めたんだ｣
突然言われた話に戸惑っていれば杏先輩は笑った
杏｢俺たち、こんな話も出来てなかったんだね。｣
｢ごめん｣
自分からパールに入るなんて言ってたのになんにも肝心な話出来てなかったんだなと改めて実感した。
杏｢ううん、だから最後にそれには出てってゆっきーとも約束したんだ
Aにも出て欲しい。お願い｣
巴｢.......っ僕からも！Aも分かるでしょ？僕らが退学にさせられそうなの、僕らのこと少しでも思ってるならお願い｣
白雪｢俺からもお願いします｣
雨｢A先輩！｣
｢.......わかった、それまではなんとかするよ｣
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作者名：ゆめの | 作成日時：2019年3月1日 15時
