企み ページ15
七種｢はぁ反省して貰えますかね？｣
side漣ジュン
あのあと場を静めたのはこのAだった。
あのセリフはゲームのキャラの台詞だったらしく一瞬盛り上がるかと思ったがそのキャラクターが人気な事と原作に忠実すぎてみんな鎮まったのだ
なんならスタッフさんにお礼も言われてたし
しかし茨が怒るのはタイミングだ
このキャラクターを演じるのを茨は茨のタイミングで発表したかったらしく怒っているのだ
巴｢そんなに怒る必要ないと思うね！それに僕らも助けられたところあるし｣
｢いや、あんたに騒いだのうちの学校のヒロインさんなのですみません｣
七種｢ヒロイン？あぁ、おたくの学校1人だけ女子生徒がいたんでした？｣
｢.......まぁね。｣
乱｢もしかして君はその子が嫌い？｣
その言葉にあからさまに顔を歪めた彼に隠し事苦手すぎるだろと突っ込みたくなった
巴｢毒蛇みたいなこなのかな？｣
七種｢おっとーナチュラルに自分を貶すの辞めていただけます？！｣
｢べつに茨のこと嫌いじゃないよ好きでも無いけど｣
漣｢え？あの態度でっすか？｣
｢あーーー！！もう！！やだ！この空気無理！悪口みたいな雰囲気きらい！なしなし帰る！｣
思い切り機嫌悪そうにするが茨も茨でこれを帰すつもりも無いらしく溜息をついていた
七種｢確かその特待生はグランユーフォリアを実現させる為の任務を与えられているとか｣
｢そうだけど茨に関係無くないですかね｣
七種｢大アリですよ。それにもしパールが出るとなると話は別です事務所に所属するタレントが出演するという事は我々も関係ありますから。
それに、宝石が丘学園は夢ノ咲学院の姉妹校ですしね｣
｢.......は？｣
その言葉に彼は目を丸くした。まるで知らなかったように
巴｢Aくん知らなかったんだね？！あそこは夢ノ咲の姉妹校なんだよ？｣
七種｢ええ！近いうちにあの学園のアイドルとはぶつかることになりますし、その伝説のイベントなるもので夢ノ咲の彼らが出るなどなればそれを成功させるのは自分たち事務所の得策ではありませんからね｣
｢.......邪魔するつもり？｣
スっと真剣な眼差しが茨を着き刺せば彼は痛くもないかのように続けた
七種｢今迄はあなたも主要人物のようでしたので黙認しておりましたが何やら先日特待生さんと揉めて外れたようですし！どうです？これを機にそれをぶち壊すというのは｣
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作者名：ゆめの | 作成日時：2019年3月1日 15時
