ヒロインは嫉妬する ページ6
sideひかり
勝負が終わったあとの話をしよう
知らない先輩たちが彼を連れ去ったあと、残された私はなんとも言えない空気に飲み込まれそうになった
明らか怒っているミヤ先輩、呆然とするメンバー、呆れたような荒木先生
とにかく勝ったのは私たちだと、思い口を開いたがすぐにこうかいした
ひか「あの、勝負、終わりですよね?先輩、約束お願いしますね」
それは私達がかったら、ミヤ先輩がハコを用意するというものだった
しかし先輩は眉を釣りあげた
椿「それはそうだけど、俺に勝ったのはアイツでしょ。特待生は関係ない」
ひか「・・・え?」
霞「ミヤ!そんな言い方」
蓮「まぁたしかにそうだな、俺達はこれから確かに全力で協力するつもりではあるが、それはあくまであいつにだしな」
まるで私は必要が無いと言われた気分だった
嘘でしょ?そんなわけない。だって私は特待生だ。
私がこの学園に特待生として選ばれた時どんな気持ちだったか。
私は・・・学校にただ1人の女の子。どう考えても必要とされると思っていた。
あんさんぶるスターズの転校生も、A3!の監督も、私の知ってる女の子達はヒロインだった
無条件に愛されて幸せな笑顔を浮かべてみんなに愛されていた
わたしの、何がいけないの?
ぎゅっとスカートを握りしめる。
なんで私は愛されないの?
結局その後、解散した私たち。その数日後Hot-bloodに呼ばれたから行けばそこにはAくんもいて
Aくんありきの事だったのだと改めて突き付けられた。
自分の力不足が悔しいとそう改めて感じた。
椿「その可愛らしい口で言ってみなよ、俺に頼みたい事」
「あれ?なにか頼んでた?」
その一言で思わずガクリと倒れかけた、何言ってるの?!
ひか「ハコ!よういしてもらうってはなしだったよね?!」
「あ!忘れてた・・・椿先輩と蓮先輩との勝負楽しくて満足してた!ごめんごめん特待生!」
笑ってないでしっかりしてほしい。私は特待生をこの学園にかけられてるっていうのに・・・
椿「なにそれ、ほんとAといると飽きないよ。やっぱり気に入った。
先輩付けなくていいよ。A、雛瀬のこと呼び捨てにしてるでしょ?敬語も使ってないし、俺の事も好きな呼びなよ。
それと、約束通りハコは用意してあげる。」
蓮「お、なら俺のことも蓮でいいぜ。俺もお前の事気に入ってるしな」
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ももた(プロフ) - 1128 (2018年11月18日 9時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - ワイモイさん» コメントありがとうございます!コラボしてしまいました遂にまた手を出しましたクロスオーバー頑張って行きますのでよろしくお願いします (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - 名無し丸さん» 温かいお言葉ありがとうございます・・・ほか作品も頑張っていきます!お心遣いありがとうございます (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - 羅衣奈さん» コメントお返事遅れてすみません!応援の言葉ありがとうございます!あんスタの方も続編始まりましたのであちらもよろしくお願いします! (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
ゆめの(プロフ) - ワイモイさん» コメントありがとうございます!ひめにゃんヤンデレ妹なので怖いです! (2018年10月21日 11時) (レス) id: 89782e0b63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ゆめの | 作成日時:2018年10月3日 22時