[A3]こっちみてよお兄ちゃん2[あんスタ]

今更なのすべてが ページ26

｢そんなわけ･･･｢そうだ。こいつは俺の妹だぞ｣｣



何言った？この人は何を言った？



思わず頭が真っ白になり彼を見れば彼は真剣な顔で



月永｢こいつの本名は月永A、俺の妹だ。｣


｢！ちょっとまって、何言ってるんですか？！｣


月永｢事実だからな。それに俺も、るかも、もう逃げないって決めてるから｣



お前はどうなんだと言わんばかりに見つめられ手を握り締める。



なんで。そんなことを今更いうの


｢なんで今更そんなこと言うの｣




月永｢え？｣



｢なんで今更兄妹ぶるの？都合が良すぎる。逃げない？何青春ドラマみたいな事言ってるの？

勝手に心意気を言ってみてもこっちからしたら迷惑でしかないよ。｣



そんなこと思ってない言いたくないのにスラスラと口から出てしまう言葉たち



期待させないで期待なんかしたくない



またどうせ傷つけられるんだから



離れようって決めたんだから



近寄らないで



｢ここに来たのも事務所の指示だから。それだけなの。

あなたに会いたくなかったから家を出た、家族だと思ってないわけじゃないけど、関わりたくないの。

この学院にいるのは知ってたよ

でもそれとこれは関係ない。だって仕事だもん｣



キッパリと言い切れば傷ついたように瞳を揺らす



｢言っておくけど私はここに来たくなかった。

たとえ不仲だとしても、仲良しに見せてファンを喜ばすのが目的の番組なのに

番組を私情でめちゃくちゃにして、泣いた私も悪かったけど雰囲気を悪くして

それがプロの仕事なの？アマチュアとなんか仕事したくないし、関わりたくないの。

別にあなたがアイドルしててもしなくても関係ない


ただ、私の仕事の邪魔だけはしないで。｣



だから



｢兄妹喧嘩だったんですなんて言いませんから。

以上です。｣



もう話す気がありませんと営業スマイルを見せてやれば押し黙る生徒会


所詮子供のアイドル活動だ、プロとして長年してきた私と同じにしないで。



月永｢おれは！お前になんて言われても！諦めないからな！｣



やめてよ、そのこっちが悪者みたいな扱い


同情を買うのやめてよ。

感情的になんかなっちゃダメなのに



｢･･･どうでもいいですけど、月永さん含めKnightsの皆さんは話しかける際はマネージャー通してください。

うちの事務所まだあなたがたとの共演NG解除してないので。そこだけはよろしくお願いしますね｣

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