[A3]こっちみてよお兄ちゃん2[あんスタ]

お兄ちゃん？！by鳴上嵐 ページ2

side鳴上嵐


突っかかるような言葉に驚いた


やけに今日は王様らしくない態度だけどそんなにあからさまに喧嘩売るようなことをする？！


コメント欄も荒れてるじゃなーいもう！！！



｢あの、そういうつもりじゃなくて｣



月永｢じゃホントに家族との思い出なんか無いってことか？家族は大切じゃないのか？｣



そこで違和感を感じた


なんでこんなに王様つらそうになってるの？


きついことを言われてるのはAちゃんなのに


これじゃまるで王様が追い詰められてるみたいじゃない


それはKnightsのみんなも思ったのか不思議そうに見ている



｢･･･血の繋がりだけが絆ではないと思ってます。

例えばこうして僕に会いに自分の大切な時間を使ってまで来てくれるファンのみんな

僕を支えてくれるスタッフ

関係者の方

僕は1人ではステージに立てません、アイドルを出来ません。

1人だったら、なんにも持ってないつまらない人間です。

僕に携わる人達皆が支えてくれるから、応援してくれるから、力を貸してくれるから

だからこそ僕はアイドルのAとしていられるんだと思います

だから僕にとっての家族は僕を応援してくれてるみんなだって思ってます｣



凛と、真っ直ぐに笑顔で答えたそれは真剣な答えで


驚かされた。私たちと同年代なのに


やっぱりこの子はすごい


｢えへへでもやっぱり独りよがりになる時も多くて


最近なんですそう思えたの！

素直に怖いものは怖いって言った方がいいとか

力になりたいって言ってくれた人たちがいて

1人じゃないんだなってわかったんです。｣


凛月｢へぇーそれってさ、あの人も関係してるの？｣


指さされた方には青い髪をした青年がいた


たしかに僅かに顔が赤くなってるし･･･んん？


鳴上｢あら？あれってAちゃんのお兄さん？｣


｢へ？｣


瀬名｢！確かに似てる！あの人の色を薄くしたような感じじゃない？！｣


やだー！え！お兄さんきてるの？！なんて騒げばファンの方も騒ぎ出す



｢えっと！あの！あれはマネージャーというか！｣


瀬名｢あ、そうなの？でも似てない？｣



｢そうですかね？？でもお兄ちゃんみたいな人です。優しくて、頼りになりますね！｣



凛月｢ねぇうつれないの？マネージャーさん無理？｣


鳴上｢だめよぉー無理させちゃ！｣


｢あ！今度のミュージックビデオに出ます！それでチェックしてね！｣

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