Day.2 ページ4
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｢お茶子ー。今日部活ないからぁ、、、｣
放課後、今日は珍しく部活がoffなのでお茶子と帰ろうと思い、お茶子のところに行くが緑谷と話している。
お互い耳が赤い。
昔は色恋沙汰なんて言ってる暇なかったもんな！！！
わかるぅ、恋したーい！！！
当時からお茶子は緑谷のことが好きだったと思う。
Aちゃん、応援しちゃお♡
｢梅雨ちゃん！！！｣
｢どうしたのかしら？Aちゃん｣
ケロ、なんて効果音がつきそうな梅雨ちゃん
可愛い！！！
｢一緒に帰ろ！！！！｣
｢あら、お茶子ちゃんはいいの？｣
普段お茶子と一緒にいるから気を使ってくれたのだろう。
でも、今日は違う。
｢見て｣
梅雨ちゃんの目線に合うように少し屈んでお茶子と緑谷の2人を指さす。
｢あら、わかったわ。｣
さすが梅雨ちゃん。察しがいい！
｢そーゆーことです！｣
帰り道、
｢昔からお茶子は緑谷のことが好きだったと思う。｣
私はあの2人を応援したいという思いをずっと梅雨ちゃんにぶつけている。
梅雨ちゃんは迷惑がらずに笑顔で聞いてくれている。
｢多分、お茶子は気持ちを仕舞ってた。｣
｢昔は難しかったものね。｣
｢そうだね、学生時代は恋しなかった。
大人になって、プロになって少し余裕が出てきてから結婚した。｣
｢学生時代の恋って憧れよね。
青春だもの。｣
｢あぁ！恋したーい！！！！｣
｢あまり公共の場で大きな声を出すのは良くないわ｣
そう叫ぶと梅雨ちゃんに怒られてしまった。
｢梅雨ちゃんってあっち方面 だっけ？｣
駅に着き、改札をくぐる。
寮に入る前、何度か一緒に帰ったことがある。
その時も梅雨ちゃんは私とは反対方面に帰ってたはずだと思ったが、変わってる可能性もあると声をかけてから気がついた。
｢ええ、そうよ。｣
｢昔と変わらないんだね｣
が、変わっておらず、少し安心した。
｢じゃあ、電車が来たからもう行くわね。また明日。｣
｢ばいばーい｣
電車に乗った梅雨ちゃんを見送った。
自分が乗りたい電車が来るまで結構時間がかかるため、ホームのベンチに腰をかける。
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作者名：ほんぽ | 作成日時：2022年12月26日 12時
