The Story of Us (ページ7)

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その日の帰り道、スニョンとミンハオに最後まで冷やかされて、ヘトヘトになっていた

コンビニに寄ろうと、前を向いた時

ウォヌの姿が見えて

隣にはあの可愛い女の子がいた

2人仲良く、隣同士で

ああ、そうか

そこは私の場所だって、勘違いしてたのが恥ずかしい

とっくにその場所には私はいなくて

髪を黒くしたって、喧嘩をやめたって

私はあの子みたいにはなれないんだ

それ以上2人を見ていられなくて、気がつくと無我夢中で来た道を走っていた

涙が出てこないように、風で乾くように

着いたところは、いつも呼び出されていた薄暗い車庫

「あれー？Aちゃんじゃない？」

後ろから声が聞こえて振り返ると、前に相手をした1年達と、学校でも有名な喧嘩の強い3年がいた

「ずっとお前とやり合いたかったんだよ。俺の後輩がお世話になったみたいだしなぁ」

上着を脱ぎ捨ててやる気満々の相手とは違い、私は何もする気が起きない

「1人にしてくれない？...目障りなんだよ」

最後の言葉が聞こえてしまったようで、相手は私に殴りかかってきた

いつもなら簡単に避けるのに、今日はなんだか足が動かない

そのまま頬に鈍い痛みが走って倒れると、口の中に広がる鉄の味

この感じ、久しぶりだな

結局私は、こうなるしかないのか

「オラ、立て。かかってこい」

相手に胸ぐらを掴まれて、首が少ししまる

「聞いてんのか！！！」

また殴られる、そう思った時

「お巡りさん！こっちです！早く来てください！」

向こうから聞こえた知っている声

「やべ！逃げるぞ！」

私を離して走っていった不良たちの後ろ姿を眺めながら、その場に倒れていた

「A！」

血相を変えて飛んで来たウォヌ

「さっき、Aの姿が見えて、いつもなら話しかけてくれるのに走って行ったから、気になって追いかけたんだよ。とりあえず、冷やさないと、立てる？」

なんで、あの女の子は？

なんで追いかけてきたんだよ

ああ、やっぱり

私はウォヌが好きなんだなぁ

「ウォヌ、私、あんたが好き」