05 ページ6
「お前ら…何してんねん……。」
怒鳴り合いの喧嘩中､
もう魔法を使おうと彼らが構えをとった時
ガチャンッという音が鳴るとそんな声が聞こえた。
目を向けて見れば､赤い瞳の男性と､
糸目の…女性？男性？が､いた。
「「トントン！！オスマン！？」」
どうやら､知り合いらしい。
どちらも､タメ口で話していたからおそらく幹部だろう。
sha「聞いてやトントン！シッマ俺の嫁を
拷問しようとしてたんやで！？ありえへんわ！」
丸い目を吊り上げ､シャオロンは赤い瞳の男性に
大きな声でまくし立てる。
「何言うてんねん､お前ぇ！！！！！！
敵国の奴やぞ！！！情報吐かせなあかんやろが！！」
水色の瞳の…シッマ？はもっと大きな声で
叫ぶように言う。
み､耳が…壊れる………。
頭がキンキンして目が回る。
そんな私は､ゴンッと言う大きな鈍い音で
元に戻った。
見れば､赤い瞳の男性のげんこつが
シャオロンとシッマ？にクリーンヒットしたらしい。
「はぁ…。もうお前らは戻れ。
ここは俺らがやる…。」
赤い瞳の男性が眉間の皺を抑えてため息を
つきながらそう言った。
sha「…トントンでも､俺の嫁を拷問するなら
容赦せぇへんぞ。」
シャオロンは蜂蜜色の双眼でトントン？を
キッと鋭く睨みつける。
「拷問はしないで？ただのお話めぅ〜。」
すると､ずっと黙っていた糸目の男性が
独特な語尾でそう言う。
おそらく､声的に､男性だろう。
sha「まぁ､それなら…。」
シャオロンは渋々といったように言葉を紡いだ。
そして､
sha「じゃあ､"お話"終わったら迎えに来るからな！
まっててや！俺のお嫁さん！！」
と手を振って牢屋から出て行った。
キッチリ「お話」を強調することも忘れずに。
水色の瞳の男性を引きずりながら。
そうして残ったのは､私と
赤い瞳の男性､(多分トントン？)と
語尾が独特な糸目の男性(多分､オスマン)…。
って言うか我々国の幹部､個性的すぎないか？？？
まだ､4人しか会ってないのにキャラが強すぎるんだが？
そんなことを考えている間に､男性達がこちらに
近寄ってきた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 253人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ねう。(プロフ) - 更新とっても楽しみにしてます！とても面白いです！！私もある姫大好きです😭😭読ませてもらいますね！ (2022年9月12日 13時) (
レス) @page7 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
きよねぇ - え…神作品やないですか…好きですわ… (2022年8月31日 18時) (レス) @page5 id: c8f3b0ed05 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - 神様？ (2022年8月29日 7時) (レス) @page5 id: 73a2cb4f86 (このIDを非表示/違反報告)
無名さん - か、神作品の予感…体調に気をつけながら、更新頑張ってください！ (2022年8月28日 5時) (レス) @page5 id: 2e8045659d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：未月 | 作成日時：2022年8月26日 9時
