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目が覚めると身体が動かせなかった。
ジャラジャラと腕と足に鎖がついている。

周りを見渡せば、コンクリートの壁に
檻、牢屋だと瞬時に把握した。

倒れる前…あのシャオロンとか言う幹部が
好きだと言ってきたが、普通に考えて
自分の国の城を爆破した敵国の奴を好きになる
バカはいない。

多分、ハニトラの類だったんだろう。
私はそう思うことにした。


ガチャンッ


私が思考を巡らせていればそんな音がした。
カツカツと歩く音が聞こえると、
目の前に一人の男が来た。

「よぉ。a国のテロリスト。」

男は低い声で私に向かって言う。
周りは暗いが彼の水色の瞳だけは
爛々と光っている。

ゴクリと唾を飲み込む。
まぁ、今からやることは一つしかないだろう。

男は私の首に剣を当てる。
そして口を開こうとした瞬間。


バァンッ


と言う大きな音が聞こえ、


ダダダダダダッ


と言う足音が聞こえると


ドンッ


と言う音と同時に水色の瞳の男が突き飛ばされた。
そして私はギューッと誰かに抱きつかれている。

『…はっ?』

私はそんな腑抜けた声しか出なかった。

sha「目、覚めた!?大丈夫?いきなり倒れたから
  心配したんやで???」

私に抱きついているのは、
倒れる前私のことが好きだと言った
シャオロンだった。

『なんで心配する?
 あれはハニトラだったんでしょ?』

困惑した声でそう言う私。
シャオロンとやらはキョトンとした顔で

sha「はぁ!?なんやねん、ハニトラって!?
  俺はほんまにお前が好きなんや!!
  誰に言われたん?シッマか!?」

そう言って私をもっとギュッと抱きしめて
水色の瞳の男を蜂蜜色の双眼で睨みつけた。

水色の瞳の男はそれに対して

「知らんわ!んなこと言ってへんし!!
 って言うか邪魔すんなや!お前ぇ!!!」

大きな声で言った。
正直、鼓膜が破れるかと思った。

sha「お前こそふざけんなよ!!
  なに拷問しようとしてんねん!?
  俺の彼女…いや妻やぞ!?!?」

『いやいや、妻じゃないし、彼女でもないから!?』

そう反論した私はおかしくないと思う。
こうして、私の周りは怒鳴り合いの喧嘩になった。

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作品ジャンル:恋愛
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ねう。(プロフ) - 更新とっても楽しみにしてます!とても面白いです!!私もある姫大好きです😭😭読ませてもらいますね! (2022年9月12日 13時) (レス) @page7 id: dee5bda7f0 (このIDを非表示/違反報告)
きよねぇ - え…神作品やないですか…好きですわ… (2022年8月31日 18時) (レス) @page5 id: c8f3b0ed05 (このIDを非表示/違反報告)
ジョーカー - 神様? (2022年8月29日 7時) (レス) @page5 id: 73a2cb4f86 (このIDを非表示/違反報告)
無名さん - か、神作品の予感…体調に気をつけながら、更新頑張ってください! (2022年8月28日 5時) (レス) @page5 id: 2e8045659d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:未月 | 作成日時:2022年8月26日 9時

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