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車内はゆずの音楽が流れ、かれこれ1時間は走ってる。
『迷子とかじゃないよね？』
「ちゃんと分かって走ってますー」
途中からどんどん田舎道になって、高速乗るしどこに向かってるのか検討もつかない。
長いトンネルを抜け、眩しい光に目が慣れず細める。
『うわぁ！！すごい！！！』
青い海がキラキラと輝いて果てもなく広がっている。
「めっちゃキレイやろ？これをみせたかってん」
冬だから、ここにいるのは私達2人だけ。
潮風が寒いけれど今日はまだ暖かい方だ。
さすがに足も入るのは寒すぎて、階段に腰かけた。
『よく来るの？』
「ここ穴場やから毎年夏にしぶやん達と来てる」
人混みが嫌いなすばるくん。
ここだと喜んで入るらしい。
「あのさ、ヒカリから伝言預かってん」
『え』
ヒカリさん。
その名前を聞くとドキッとしてしまった。
「”好きに描いてみて”」
「”そうすればもっと良くなるから”」
章大はヒカリさんと会った時のことを話してくれた。
私の手のことを伝えた上でヒカリさんはアドバイスをしてくれた。
「ヒカリ、Aに期待してたんやと思う。
けど、不器用やから言い方悪いねん」
もっと自由に。
私は今まで上位に立つことが、認めてもらうことに必死で絵を描いていた。
ヒカリさんの言葉でやっとそれに気づいた。
楽しくて好きでしてたんじゃない。
お母さんみたいにならなきゃ。
そんな気持ちで描いた絵なんて、惹かれるわけない。
お母さんも言ったように
私の絵を描いていいんだ。
.
.
.
『章大、連れてきてくれてありがとう』
「いーえ！どういたしまして！」
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ひろみ(プロフ) - 紗さん» なんもです！ (2019年4月7日 19時) (
レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
紗(プロフ) - ひろみさん» あたたかいお言葉ありがとうございます。がんばります!(^^)! (2019年4月7日 17時) (レス) id: 1d282aab71 (このIDを非表示/違反報告)
ひろみ(プロフ) - お疲れ様です！ゆっくりで構いませんのでどうかご無理だけはなさらずに…… (2019年4月7日 4時) (レス) id: c44bf9e494 (このIDを非表示/違反報告)
紗(プロフ) - せつさん» ありがとうございます！！もうラストスパートなのでかんばります！ (2019年3月17日 0時) (レス) id: d2cf8ed97e (このIDを非表示/違反報告)
せつ(プロフ) - 紗さん» ぜんぜんゆっくりで大丈夫です！！楽しみに待ってます！ (2019年3月16日 14時) (レス) id: 301b4adaab (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紗 | 作成日時：2018年10月24日 12時
