青 色 キ ャ ン バ ス 。【青】

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「…え？」



『何よ』



「今なんて言った？」



『…章大が好き』



「は！？え！？ちょ、待って！！！は！？」



『ちょっと落ち着いてよ！』









立ち上がったすばるくんを無理やり座らせた。



それでもすばるくんは、は？え？しか言ってない。









「いつからなん？」



『わかんない。
けど、気づいたら好きになってた』









自分でもきっかけがいつなのか分からない。






気づけば、章大のことを考えてて



くだらないことでも話そうと思うし



会いたいと思う。







どこにいても何をしてても




章大が出てきて、一緒にいたいと思うようになった。









でも、ずっと気になってたのがヒカリさんの存在。









「そんなこと俺に聞かんと本人に聞け」



『それができないから聞いてるんでしょ！？』









私だって、人づてに聞くのはどうかと思うよ。




だけど、章大の顔を見たらそんなこと聞けない。









『すばるくん仲良いから知ってるでしょ』



「お前ってそんなグイグイくるキャラやっけ？」



『…私は元からこんなんです』



「よう言うわ。笑 死んだ魚の目してたくせに」



『ウサギのようなくりくり二重ですけど』



「あほ、一重とか二重の話しちゃうわ」









ずっと前から仲が良いすばるくんなら知ってる。




2人になにがあったのか。









本当は聞きたい気持ちと聞きたくない気持ちが



葛藤してる。









気にはなるけど、本当のことを知るのは怖い。









「…お前、泣くなよ」



『泣かないよ』









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「ヤスの元カノ」

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