君が夢をみれますように (ページ1)

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愛は総てを制さないページ1

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JM「ジェノ、ごめん、あのさ、」

もう知ってた。

あの子がどんな答えを出してきたかなんて

JM「…やっぱ伝えるのやめとく、」

JN「ヘチャンが好きだって？」

JM「なんで知ってんの！？」

顔色がパッとかわって

ジェミンは申し訳なさそうな顔をした

JN「…知ってたから、好きになったぐらいから」

そう、知ってた。

伝えたのは気まぐれだったし、
なんなら、計算不足だった。

ヘチャンぐらいだったら、

なんて考えて、甘くみていたのかも、
人の恋心をバカにしてはいけない。

あー、痛い目にあったな。

JN「仕方ないよ。好きなものは、好きなんだし」

言い訳じゃないように、大人っぽく言ったけれど

実は自分に言い聞かせてた。

JM「…ヘチャンのくせに、」

JN「ジェミン、帰ろ」

JM「…うん、」

不平等なもんは不平等だ。

でも仕方ない、頑張って生きよう

明日には世界は変わってるかもしれないんだから