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不信がった目で見ていると
それに気づいたのか男が笑った
sn「あ、俺？俺しんぺい神って言うんだけど、ゾムやロボロと一緒で狼族」
『え…』
sn「けど安心してね、俺Aちゃんのこと食べる気ないから」
『はあ…？』
なんなんだろうこの人
ちょっと怖いかも…
「すまない、遅くなった」
その時、低く地を這うような声が
聞こえた
私はその一言で察した
この声の主が、ここの主人だと
tn「遅いぞグルッペン、寝坊か？」
ut「もうご飯食べとるよー？」
gr「いやぁ、新しく住人が増えると思うと興奮して眠れんくてな。
挨拶が遅れて申し訳ない、俺はここの家主というか、なんというか…まぁ気軽に呼んでくれて構わない。グルッペン・フューラーだ、よろしく頼むゾ」
あぁ、なんだ
大金持ちの主人だと聞かされたが
他の人の様子を見るに
厳しい人とかではないのか
それに、主人とは言いつつも
かなり若い
同い年とか、ちょっと年上くらいじゃ
ないだろうか
コネシマさんの金髪よりも
透き通ったような綺麗な髪
流した前髪から覗く蒼い瞳
まるで外国人のような出で立ちだ
sho「ん？あれ？Aちゃん、なに見惚れとんの？」
『や、だって…』
顔と声、似つかねぇ…
いや、声もいいんだけど
格好のインパクト強すぎだろ
gr「かくいう私も国指定要注意人種族の一員であるわけで、しかも面倒なことに狼族の血が入っている。住人と親睦を深めたいところだが、このハウス内で問題は起こしたくない。Aさんには悪いが、狼族や虎族と接触しないこと、もし接触する際は必ず、他の人種族の奴らが側にいることを条件にしてもいいだろうか」
グルッペンさんが淡々と
言葉を吐く
確かに、言うことはもっともだ
『一つ質問いいですか』
gr「どうぞ」
『…それは、幼馴染であるゾムも含めてのことですか？』
グルッペンさんは少し間を空けてから
口を開いた
gr「そうだ」
『…なるほど』
チラッとゾムの方を見る
こいつも初めて聞いたことなのか
困惑した顔で私を見る
が、すぐに諦めたように
視線を下に移した
全く、こういうところが
手のかかる子供みたいで放っとけない
『すみません。そういうことなら遠慮します。部屋まで頂いたのに、ごめんなさい』
トントンさんに頭を下げると
慌てたように首を振った
tn「すまん、違うんや…おいグル…」
gr「アッハッハッハッ！！なるほど！」
え、なに
.
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みち - めっちゃ面白かったです！絵描きさんの作品めっちゃ好きです！ (2020年8月16日 12時) (
レス) id: fb5d19b1ad (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - カエデさん» 嬉しい、この一言につきる (2020年8月10日 1時) (レス) id: 215c832e11 (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - 暁レイさん» えっ、むしろ読んでくれてありがとうなんですが…？？もう好き、更新頑張っちゃう(( (2020年8月10日 1時) (レス) id: 215c832e11 (このIDを非表示/違反報告)
カエデ - 面白い、この一言につきる (2020年8月8日 20時) (レス) id: 72430d3326 (このIDを非表示/違反報告)
暁レイ(プロフ) - あぁ…なんで評価は1回しか押せないの？…って事で更新待ってました！大好きです。これからも頑張ってください。ほんと、大好き、ありがとうございます作品作ってくれて。 (2020年8月7日 19時) (レス) id: 66062cdea4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵描きさん
| 作成日時：2019年7月14日 20時
