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kn「絶対成功するよな」
『もちろん。コネシマはよく頑張っとったし、怖いと思ってても成功するもんや。失敗する想像ができへんくらいな』
kn「…ぅ、A…！」
『うおっ』
俺いいこと言ったわ…
とかどうでもいいことを考えていたら
いきなりコネシマが突進してきて
一瞬バランスを崩したが
既のところで踏ん張って
なんとか耐えることが出来た
zm「こ、コネシマ？」
rb「どないした？大丈夫か？」
『…コネシマ？』
kn「この役、危ないから…他のやつにやらせたらあかんと思って俺がやるって言うたけど、ほんまはずっと怖かってん」
『……そうか』
kn「もし失敗してもうたら、もうみんなとも…お前とも会えへんのやと思うと、どうしても怖くて…誰か代わってくれへんかなって思ったりもしたんや」
『………』
kn「でも、それも嫌やった。誰も欠けたらあかん、せやからあいつらを迎えに行くんやもん。こんな役、やっぱ誰にも任せられへん。俺が行くしかないって」
『コネシマは強いね…』
kn「お前のおかげや。お前の言葉がなかったら、俺はきっと前に進めんかったと思う」
『コネシマ…』
kn「俺、絶対帰ってくるから。ちゃんと迎えてくれよ、兄ちゃん」
詩乃「当然！待っとるよ」
今日一番のいい笑顔をみせて
コネシマは爆破予定の部屋の近くへと
繋がるダクトに入っていった
頑張れよ、コネシマ…
『同時進行で俺達も動こう』
gr「あぁ」
rb「おっしゃ！」
コネシマの姿が見えなくなるまで
見送ると
俺は残りの二人へ声をかけた
この二人はやる気満々で
恐怖よりも再会の幸せを夢見て
目を輝かせている
これは後押しの必要はなさそうだ
詩乃「じゃあ俺らもコネシマくんが出てくるところに移動するよ」
『おう、コネシマ回収したら…って、もう分かってるよな』
詩乃「もちろん」
足軽に去っていく詩乃は
相も変わらず何を考えているか分からない
この状況を楽しんでいる節すらあるから
侮れないな
『…よし。そんじゃ頼んだよ、グルッペン。一番の大仕事だ、ガバんなよリーダー』
gr「舐めるな、大先生じゃあるまいし」
『ハッ、その意気だ！』
グルッペンの頭をグリグリ撫でると
こいつは笑った
初めて見たそのやんちゃな笑みに
俺も自然と口角が上がる
『行ってこい！』
グルッペンの小さいはずの背中が
やけに大きく見えて
緊張の中で確かに
楽しみが込み上げた
今俺は、楽しくて仕方ないよ
.
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雪見大福(プロフ) - 泣きながら読みました！これからも無理せず頑張ってください！ (2021年3月19日 23時) (
レス) id: 4031fb98ab (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - トマトジュースさん» ありがとうございます！！やっとですね…(号泣)頑張って更新させていただきます！ (2019年10月2日 11時) (レス) id: 215c832e11 (このIDを非表示/違反報告)
トマトジュース - 救出おめでとう(号泣)トン氏がついに心を開くのか……？あとなシッマ…察しちゃダメだ……。察した私も悪いが。えー、これからもですね、はい、更新頑張ってください。無理せず更新おねがいします。 (2019年10月2日 6時) (レス) id: b4078055ec (このIDを非表示/違反報告)
絵描きさん(プロフ) - りつさん» ありがとうございます！！ (2019年8月7日 12時) (レス) id: e46d68e377 (このIDを非表示/違反報告)
りつ - めっちゃすきです！！続き楽しみにしてます！！！ (2019年8月6日 19時) (レス) id: a91baceb22 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：絵描きさん
| 作成日時：2019年4月7日 11時
