DAY 11 ページ11
．
「「ごちそうさまでした」」
綺麗に空になったお皿
二人で食べ終わると店員さんがお皿を下げていく。
店にかかったアンティーク調の時計を見ると
康二のバイトが終わる時間になっていた。
「今日はご飯食べにきたの？」
最初より打ち解けた距離感の話しかたに嬉しさを感じる。
「ううん、康二とこれから遊び行くからついで」
「そうなんだ」
Aちゃんはストレートティーが入ったグラスをストローでかき混ぜる。
カランと氷と硝子がぶつかり合って音を立てる
「Aちゃんは？」
「私はもう少しいようかな」
「勉強？」
「うん、模試近いから」
机の端に追いやった勉強道具を見て憂鬱そうに言った。
「そっか
無理ない程度にな」
「うん、ありがとう」
「めめーお待たせー」
話の区切り、私服に着替えた康二がやってくる
「おう、行くか」
「じゃーねーAちゃーん」
「ばいばい、また来るね」
「待ってる！」
席を立ってAちゃんを見ると、康二の背中を見送った視線が俺に戻ってくる。
「じゃあね、勉強頑張って」
「うん目黒くんも楽しんで」
目を細めて笑った顔につられて自分の口角も上がる。
頷いて会計をする為に歩き出した時、後ろから引き留められる声
「目黒くん」
「…また月曜日」
その言葉の破壊力がデカすぎて
まともなことが言えなかったのは言うまでもない
「うん、月曜」
今回は前進できたって感じる手応え
レジで店員と話す康二に追いつくと
俺の注文したものをレジの人に教えていた
「三番テーブルでー、オムライスねー」
「……」
今から勉強するんだよな…
.
「康二、あのさ＿＿」
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ななせ.。(プロフ) - れいなさん» この小説のオチは目黒くんなのでお楽しみに^ ^ 次作はどちらかです (2020年4月14日 14時) (
レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
れいな(プロフ) - いつも楽しく読ませてもらってます。オチは目黒くんがいいです。 (2020年4月14日 12時) (レス) id: 73aac7605f (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - ごぼうしゅうさん» 貴重な両オチのご意見ありがとうございます^_^ どうなるかわかりませんが良ければ次作も見に来てください！ (2020年4月14日 11時) (レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
ななせ.。(プロフ) - さまさん» キュンキュンさせれてるか不安だったので有り難いです(;_;) 楽しみに待っててください^ ^ (2020年4月14日 11時) (レス) id: 556b37bac5 (このIDを非表示/違反報告)
ごぼうしゅう(プロフ) - いつも更新楽しみにしてます！目黒くんも渡辺くんもどっちものオチも見たいので、もしよかったら両方とも作って下さると嬉しいです！ (2020年4月14日 5時) (レス) id: 35c40b1b60 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ななせ.。
| 作成日時：2020年4月9日 17時
