『桜の森の満開の下』 六話 ページ7
徳田「君たち、少しは館長代理の話を聞いたらどうなんだ？」
ネコ「全く、お前たちは転生した文豪であるという自覚が全くにゃいな。」
いや！記憶ないから！わかるわけないよ！
そもそも私が文豪と呼ばれる凄い人だったのかさえ疑えてくるし！
太宰「転生とかよくわかんないしー！」
中原「聞いた聞いた！お前の本侵蝕されたんだろ？ダッセー！」
徳田「館長代理、僕は聞いているので話を続けてください。」
徳田先生って本当にいい人だよね。
苦労人だったのかなあ、なんて思ってしまう。
ネコ「秋声、お前はいい奴だ。」
島崎「地味だけど。」
ここにきて地味という言葉に反応してしまっている私発見。何かあったのだろうか。
徳田「うるさいぞ、島崎。」
ネコ「まず、この図書館に出口などというものは存在しにゃい。あったとしてもお前たちには行き場などにゃいのだから。」
太宰「どういう意味？」
ネコ「先ほども言ったが、お前たちはいわば過去の文豪をもとに形作られた魂のような存在。魂だけのお前たちが人の形を保っていられる場所はこの空間だけだ。」
へぇ、そうだったんだ。初耳。
ここに来てすぐ今の状況説明されて潜書してこいって言われたからあまり詳しく聞いてないんだけど。
島崎「魂だけの存在だからここにいる間は死なないってこと？」
ネコ「そう。そして実態のない魂故に、本の中に入り込む潜書も行える。」
太宰「あれ？ちょっと待って。さっき転生って言った？中也たちも俺みたいに本の中から助けられて、ここに来たんじゃないの？」
中原「だからちげーっつーの！本に閉じ込められるなんてそんなダセーことされるわけねーじゃん！」
《本に閉じ込められる＝ダセーこと》なのかな…？
太宰「じゃあどうやって？」
島崎「僕たちはこの場所に直接呼ばれたんだ。転生、という形で。」
A「そうなんですよ。初めにここに来たときは本当に驚きましたけど。」
太宰「望月先生もそうだったんですか！？…それにしても転生？呼ばれたって誰に？」
ネコ「それこそが＿＿。」
芥川「アルケミスト。」
わ！芥川さんだ！
あれ…？私喜んでる…？
き、気のせい気のせい！
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おみくじ結果は「末凶」でした！
ラッキー文アニキャラクター
坂口安吾
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朱(プロフ) - 鈴桜さん» 【桜の森の満開の下】編はどうでしたか？ご期待に添えなかったらすいません。次回からはガランと風景が変わってきますので、ご用心を…！(笑) (2020年9月13日 20時) (
レス) id: 1e939bb742 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - 桜の木はこれで終わりやぁ……今度は、確か朔君の作品で室生先生が登場する！！ (2020年9月13日 17時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
朱(プロフ) - 鈴桜さん» いつもありがとうございます！すいません、色々と私の自己解釈と妄想が入っているので…。最終的には上手く持っていくつもりなので気になりながら見てもらえると嬉しいです！ (2020年9月13日 16時) (レス) id: 1e939bb742 (このIDを非表示/違反報告)
鈴桜(プロフ) - な…な…まさか、あのシーンが桜の木にのってたの！ そして、あの場面前に木から飛び降りた！！ｳﾜ~~続きが凄く気になります…芥川先生達の顔も面白い (2020年9月9日 18時) (レス) id: 02b3e189b5 (このIDを非表示/違反報告)
朱(プロフ) - 鈴桜さん» そうなんですよね。結局当たりプロマイド当たらなかった…。いつもいつも応援ありがとうございます！これからもより良い作品になるように頑張りますね！ (2020年9月8日 21時) (レス) id: 1e939bb742 (このIDを非表示/違反報告)
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