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坂田side
数分間、Aちゃんを抱きしめているとパチッと部屋の電気が付いた
そちらへ向くと、うらさん、まーしぃ、センラ…その後ろに拓真さんがいた
う「電気ついてる方が、雷分かりずらいでしょ？」
「…ありがと…うらさん」
俺はAちゃんを抱きしめる腕を緩め、浦さんの方を向きそう言った
キュッと裾を引っ張られ、俺はAちゃんの方へ向き直す
目元は赤く、涙を浮かべながら震えているAちゃん
俺はよしよしと頭を撫でた
すると彼女は微笑んだ
それがすごく愛おしい
せ「坂田お前、そんなずぶ濡れで抱きつくなや、Aちゃんまでびしょびしょやん」
「…あー…だって、しゃーないやん…」
俺はAちゃんに向かってゆっくり手を動かす
「ごめんな、Aちゃんまで濡れてしもたわ」
《ううん…嬉しかった、ありがとう》
Aちゃんは先程より大分落ち着いた様子だった
ま「これかれどうする？」
Aちゃんを1人にしたないしなぁ…
う「坂田の家行けばいいじゃね？とりま、風呂入らなきゃだし。」
「…えっ！？」
せ「坂田の家近いしええんやない？」
ちらりとAちゃんをみる
俺たちが何を話しているのかわからず、キョトンとしていた
「ひとまず、俺の家いかん…？俺のせいで濡れたしお風呂入ってって？」
恐る恐る手を動かす
《…えっ…そんな悪いよ。何から何まで》
「ええねん！それに今は1人にさせたくない」
すると、Aちゃんの顔が赤くなるのが分かった
《…ありがとう…》
俺は笑顔で頷く
《あっ…でも、拓真さんが…》
どこまで律儀でいい子なのだろう
確かに、拓真さんと約束していたらしいが、今その名が出るとは…
なんか腹立つわ…
「そういや…拓真さん、そこにおらんかったっけ…」
ゆっくりと後ろ向く
せ「それなら、さっき帰ったで。Aちゃんにごめんって伝えといてってさ。ケーキはまたお店に差し入れするって」
ま「それじゃ、俺タクシー拾ってくるわ」
あぁ…ここまでメンバーに俺は支えられているのか
本当に彼らは俺にとってかけがえのない存在なのだと分からされる
「何から何まで…ありがとな」
くるりと向き直り先程のことをAちゃんにも伝えた
そして、俺らは、まーしぃの拾ってくれたタクシーで俺の家に向かう
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年5月19日 19時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
面影草(プロフ) - とても素敵なお話でした。本当はもっと伝えたいのですが、うまく文字にできません。素敵なお話をありがとうございます。 (2020年4月21日 22時) (レス) id: ad0305c35a (このIDを非表示/違反報告)
まろな(プロフ) - ちくあ☆さん» 私はペラペラな紙ですよwでもそう言ってくださってすごく嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年1月28日 21時) (レス) id: 1ea336bdd4 (このIDを非表示/違反報告)
ちくあ☆ - 勝手に涙出てきてビビりましたよww お話作る神ですか！？ (2020年1月25日 2時) (レス) id: 5384f5bd55 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな - まろなさん» まろちゃーお疲れ様！お話しましょこれる? (2020年1月7日 18時) (レス) id: e64db9e5a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろな | 作成日時：2019年11月10日 20時
