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坂田side
皆、弁当を食べ終わった後の事だった
う「…ﾁｯ…」
本日２回目のうらさんの舌打ち
う「お前マジで分かんないの？」
「…分からんからこんなに悩んでるんやん…」
う「お前本当にAちゃんが好き？」
「好きに決まってるやん！」
う「耳が聞こえなくても？」
「うん、たとえ耳が聞こえんくてもAちゃんが好きやで」
何一つ迷いのない瞳でそう答える
彼女の笑顔を守りたい
泣かせてばかりだけれど、俺がAちゃん笑顔にしたい
う「じゃあさ、なんでAちゃんがお前の歌が聞けないっつって泣いた時に、大丈夫とも言ってやんなかったの？」
なんでって…
「…それは…」
なんとも言えないこの感情
ただ苦しい
せ「そう言われた時、坂田そんな顔したんやね。酷い顔やわ」
「…るっさいわ…」
.
し「自分の歌を聴いて欲しい。そう思ったからちゃうか？」
少し離れた場所に座っているまーしぃはスマホの画面を見たままそう言った
せ「その顔は図星やな」
「センラって人の感情、顔で読み取るよな…」
せ「人から放たれる言葉より、その人の表情とか態度が本音やからな」
確かに、俺はAちゃんに"俺の歌"を聞いて欲しいと思ってしまった
少なくともそれは俺が気にしていたことだった
「…最低よな。そんなこと思ったらあかんのに…」
う「いいだろ、別に」
せ「それは当たり前やろ？俺がお前やってもそう思うわ」
う「それに歌声は聞いて貰えなくても、歌ってる姿は見て貰えるよな？」
し「ファイナル、誘ってみたら？」
いつの間にかまーしぃはセンラの横に座っていた
ファイナル…
俺達、浦島坂田船にとっても…リスナーにとっても大事な日
せ「んで、坂田の気持ちちゃんと伝えろ」
俺は拳を強く握った
「うらさん、まーしぃ、センラ、ありがとう」
ほんま、助けられてばっかやわ
「よし！！午後は頑張るで！！！」
う「声でけぇw」
し「いつもの坂田やな」
せ「それでこそ坂田やわ」
そして俺は午前の分を挽回すべく午後はいつも以上に張り切った
＊＊＊
午後のリハは順調に進みリハ終了後、俺は帰宅した
俺は風呂上がりにパソコンをいじっているとある動画が目に付いた
…これや…！！
俺は急いでスマホを取り出しある人に電話を掛けた
.
「あの…！夜分遅くにすみません！実は＿＿＿」
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年5月19日 19時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
面影草(プロフ) - とても素敵なお話でした。本当はもっと伝えたいのですが、うまく文字にできません。素敵なお話をありがとうございます。 (2020年4月21日 22時) (レス) id: ad0305c35a (このIDを非表示/違反報告)
まろな(プロフ) - ちくあ☆さん» 私はペラペラな紙ですよwでもそう言ってくださってすごく嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年1月28日 21時) (レス) id: 1ea336bdd4 (このIDを非表示/違反報告)
ちくあ☆ - 勝手に涙出てきてビビりましたよww お話作る神ですか！？ (2020年1月25日 2時) (レス) id: 5384f5bd55 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな - まろなさん» まろちゃーお疲れ様！お話しましょこれる? (2020年1月7日 18時) (レス) id: e64db9e5a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろな | 作成日時：2019年11月10日 20時
