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坂田side
俺は、どうやってリハーサル会場まで行ったのか覚えていない
ただずっと、ぼーっとしていた
.
Aちゃんが俺の目の前で倒れ、すごく焦った
看護師としての正しい処置すら忘れてしまうほど
幸いただの風邪で大事には至らなかったが風邪を引かせてしまった罪悪感が残っていた
彼女のことが心配で普段運転などしない俺は珍しく車で彼女を迎えに行ったのだ
なのに…
.
う「おい、坂田！そこじゃねぇだろ！移動だ！」
「…ぇ…あ、うらさん、ごめん！」
し「坂田…？タイミングズレとるぞ」
「…っ…まーしぃ、すまん！」
せ「…坂田、そこのダンスちゃうて…」
「え、センラ…ごめん…」
最悪だ
スタッフ「それでは一旦昼休憩入りましょうかー」
.
う「坂田、お前、今日のはなんなの？今までやってきてたじゃん。なんでいきなり？あんなの幕張でやんの？ふざけてるの？」
し「お前、遊びやないんやぞ。」
せ「さすがに今日のはやばいわ…」
「……皆…ごめん…」
俺は俯いて謝ることしか出来なかった
う「…ﾁｯ…はぁ…どーせ、お前のことだからAちゃんのことなんだろ」
「…えっ」
う「もう迷わないんじゃねぇのかよ」
「…うん…迷わんよ…そう決めたはずなんやけど…」
せ「今回は何があったん？」
.
俺は皆に起きた出来事を話した
Aちゃんが、熱で病院で倒れたこと
Aちゃんの家まで送ったこと
そこで言われたこと
そして
事故のことも…
.
う「…は？お前…まじバカだろ」
し「俺もそう思うわ」
せ「さかたー…それは無いわぁ…」
「え！？どゆこと！？」
し「さすがに呆れた」
まーしぃは椅子から立ち上がり、少し俺らと離れたところの椅子に座り直しスマホでゲームをしながら配布された弁当を食べだした
パッと正面を向くと、うらさんの顔はとても怖く、センラも頭を抱える様子だった
その後シーンとしたまま誰一人として発言をせず皆弁当を食べ始めた
俺も食欲はないが午後もリハのため何か口にしておかないとと思い弁当を食べる
ただ聞こえるのは咀嚼音のみ
とても気まずく嫌な空気
頭に過ぎるのは涙を流して手話をした彼女
.
もう迷わんって決めたのに…
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ちょこ - とてもよかったです！その後話が欲しい！ (2021年5月19日 19時) (
レス) id: 5ad0b4ef6a (このIDを非表示/違反報告)
面影草(プロフ) - とても素敵なお話でした。本当はもっと伝えたいのですが、うまく文字にできません。素敵なお話をありがとうございます。 (2020年4月21日 22時) (レス) id: ad0305c35a (このIDを非表示/違反報告)
まろな(プロフ) - ちくあ☆さん» 私はペラペラな紙ですよwでもそう言ってくださってすごく嬉しいです！ありがとうございます！！ (2020年1月28日 21時) (レス) id: 1ea336bdd4 (このIDを非表示/違反報告)
ちくあ☆ - 勝手に涙出てきてビビりましたよww お話作る神ですか！？ (2020年1月25日 2時) (レス) id: 5384f5bd55 (このIDを非表示/違反報告)
ふゆな - まろなさん» まろちゃーお疲れ様！お話しましょこれる? (2020年1月7日 18時) (レス) id: e64db9e5a8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：まろな | 作成日時：2019年11月10日 20時
