ちょっと待て、それは聞いとらん。【鬼滅の刃】【歌い手】

三途の川を渡りかけた責任をどうとってくれるんですか？まぁ、顔立ち素晴らしいんで許しますけど？！← ページ31

禰豆子side

炭「禰ェ豆子ォ！」

お兄ちゃんの叫ぶ声がして気づいた時にはお兄ちゃんが不死川さんを押し倒していた。

不「何すんだてめェ！！」

炭「禰豆子もAさんも人間だ！！手を出すな！！」

禰「お兄ちゃん...」

不死川さんを止めながらお兄ちゃんはそう言った。

胡「ところで炭治郎君達はどうして此処に？」

しのぶさんがそう聞いた。

炭「気づけば此処にいました。」

禰「此処はしのぶさんが気絶させた人のお家なんですよ！」

お兄ちゃんと私でここについて説明した。

胡「まぁ、そんな事があったんですか...。
すみません。とりあえず、彼女を何処に寝かせましょうか。」

禰「あ、はい！」

炭「俺がAさんを運ぶよ。」

お兄ちゃんがAさんを運び、私達は居間に向かった。

Aさんを寝かせ、また、今の事を2人に説明した。



Aside

「ーーーー」

「ーー！ーーー！」

「ーーー？ーー。」

声が聞こえる気がする。

『...ん』

うっすらと目を開けると綺麗な顔が見える

綺麗で、儚くて、美しい蝶のような人。

？「あ、起きましたね。おはようございます」

大好きな鬼滅の刃のキャラで最期まで凄かった人。

？「もしもし 大丈夫ですか？」

胡蝶しのぶ。

『...え"』

が、目の前にいる。
私の頭は覚醒した。一気に現実を見た。
いや、そもそもこれ、現実なん？なぁ？

胡「もしもーし？聞こえますか？」

てっきり、逆トリップしてくるキャラは生きている人だけだと思った。

彼女は死んだんだ。無限城で。上弦の弐、童磨にやられたはず。

なのに。

胡「私のせいで気絶させて、すみません。」

なんで生きているんだ
なんで喋っているんだ
どうして。どうして。

原作でそのシーンを見た時、泣いたのを私は忘れていない。何十回もそのシーンを見たんだから。

答えの見つからない疑問が頭を埋めつくし、涙が溢れる。

胡「？！どうしましたか？！」

大袈裟だって思われていい。
馬鹿なんじゃないのって言われてもいい。

彼女が生きている。
ただ、それだけ。
それだけだけど、涙は止まらず溢れた。

だが、その涙は感動の涙から痛みの涙へと、変わる。

『い"っ"....！！』

肋っ！！肋！！死ぬ！！マジ！痛い！！

『カホッ』

胡「あぁ落ち着いて下さい！貴女は肋が折れて居ますから！」

マジで折れてたんかーい！！

そうだ。痛みで思い出した。
不死川さんとしのぶさんが来たんだ。

それで蹴られたんだ！！

はっあ！ほんっと痛い！

私って怪我人だよね？ね？→←生きてる！！

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す