幹部日誌

2ページ ページ4

･





――― して、Aは横浜で1番高いビルに到着し中に入ると黒スーツの部下達が一斉に頭を下げた




自分を呼び出した同僚の部屋に着くとノック1つすることなくズカズカと帽子を被った男の元に歩み寄った





『中也……相変わらずの豆感で安心したよ』




「手前、ぶっ飛ばされてェのか？」





ソファーに座り込み眉間にシワを寄せながらA
を睨んだその男は中原中也




ポートマフィアきっての体術使い
重量使いの中原中也とも言われ五代幹部の一角だ







『キャンキャンうるさいぞチワワ散歩はまた今度だ』





「そろそろ地面に埋まりてェ様だな
てか手前俺の方が年上だってこと忘れてんじゃねェぞ」





中原は大きくため息を着いたあとまあいいとあしらった




「手前どこいってやがった俺の呼び出しにも応じずに」





Aはわかりやすく口角を上げると
下見だよ下見と随分と楽しそうに答えた






当の中原はあ？と言わんばかりの顔で首を傾げた





『いや、ねェ？首領に新たな任務を頼まれて
ターゲットの下見をしてきた所なのさ』








「ほう、で？次はどんな任務なんだ？」









『人虎の生け捕り任務さ』

3ページ→←1ページ

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す