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入学式が過ぎ、新入生達が学校に慣れてきた頃


この季節はやってくる



そう




テストだ



先生「もうテスト2週間前を切ったぞー。ちゃんと勉強してるかー?」



勉強をしていると答えられる組と、そうではない組がいるだろう








昼休みになり、教室で皆で集まり昼食をとっていた




虎「あー、テストまで2週間きったなー⋯」


幸「まぁ、そうだね。」


健「こたちゃーん、頑張れよー」



と、健は茶化すように笑って言った


虎「はぁ?なんだよシバケン⋯?」


健「今回の俺はいつもと違うからー」




それを美月は笑顔で聞いていた








【健side】


貴「さぁ、今日もがんばりましょう!」


そう

俺は、美月を家に呼び、密かに勉強を教えて貰っていたのだ




健「美月ちゃん、ここなんだけど⋯⋯これ、どーやんの?」


貴「ふふ、ここはね⋯⋯」



美月は、優しく丁寧に教えてくれる


それも、めちゃくちゃ教え方が上手い



こんな俺でも、すぐに理解できるほどに





健「お!ほんとだ!解けた!」


貴「凄いです!その調子です!」



それに、俺が解けなかった問題を解いたら、満面の笑みで喜んでくれる



(可愛いし、嬉しすぎる⋯!)



まぁ、実のところ


この笑顔を見るためと、美月と長くいることが出来るから勉強をしているのもあるのだが⋯




貴「柴崎くん、凄いですよ!解けなかった問題が、ここまで解けるようになりましたし⋯!」


健「美月ちゃんのおかげだって!教え方上手いし、教師とか向いてんじゃね?」



貴「ふふ、そうかな⋯//でも、柴崎くんの努力もあると思いますよ⋯!」


健「サンキューな//」





今回のテストは、いける気がする



だって、俺には美月がついてるから

36 (健side)→←34 (愛蔵side)



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作者名:りんご飴 | 作成日時:2019年6月6日 23時

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