140話.ある者の追憶 ページ40
長い長い夢をみた
それはそれは長い夢だった。
否、夢であって欲しかったから夢として
片付けてしまったのかもしれない。
最初のひとりはタイマーが復活し
その命の灯火が消え
2人目は多数の為に自身の灯火を
火花のように散らし
3人目は友のため国のために己の灯火を
自らの手で覆い
4人目は後輩を守り自身の灯火が
消えかかっても尚、願いを託した。
あぁ、こんな
こんな悲劇があっていいことか
1人になったあの子は無理をし
国のために動く
正義感が強いあの子は皆を守るが
誰があの子を守るのだろうか。
コンコン
『失礼します』
「よく来たな…実は頼みがあって
呼んだんだ」
あの子を1人にしないため
これ以上、彼らが自身の灯火を燃やさないため
「頼まれてくれるか」
『わかりました』
あぁ願わくば彼らが笑いあってる
未来が見て見たい。
どうか私の代わりに頑張ってほしい
運命に抗い
確定した未来に縛られないよう
「私の大切な子達を頼むよ」
僕はもう、彼らのところに行くことさえ
ままならないのだから。
どうかこのもどかしい想いを
届けてほしい。
続く (更新停止中)
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宵月葵(プロフ) - マシュマロ。さん» コメントありがとうございます！続きを投稿しましたので見てくださったら嬉しいです！ (2022年8月2日 20時) (
レス) id: d3a5c0c245 (このIDを非表示/違反報告)
マシュマロ。 - めちゃくちゃ続きが気になります。よかったら投稿してほしいです。 (2022年8月2日 13時) (レス) @page24 id: 9628aa6cdd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：宵月葵 | 作成日時：2020年5月10日 7時
