＿意味不明に委ねる ページ3
*
何か言いたいのに、声が出ない。
今回は藤井さんのせいでこうなってるワケじゃないのに。
藤「とりあえず、スタッフルーム行こ」
そう藤井さんが私の肩に腕を回した瞬間、他の重さが加わった気がした。
そして
ー「何してんねん」
低い声がして
でも、よく聞く声質で
「重岡くん、、」
鋭い表情で、藤井さんを私から離す。
そして、重岡くんの背後に隠される
藤「またか。こういうパターン好きやね」
重「Aに、何したんすか」
藤「俺は何も。君に、どこまで話してるか知らんけど、彼氏が宥めてやって。俺、仕事戻るから」
小走りにお店に戻って行った藤井さん。
すぐに、重岡くんが私を心配そうに見る
重「大丈夫？、、また、変なこと」
「ううん。ただ、ちょっと。」
重「そっか」
彼と視線を合わせて、何でもないと口角をあげれば
彼に力強く、手を繋がれ、
重「送ってく」
「へ？、、いいよ！また、遠回りって事になるし、、それに」
重「俺が送りたいだけ。」
繋がれた手が、彼にとってどんな意味なのか、そもそも意味があるかもわからないけど
今の、私の空っぽでどこかに飛んで行きそうな意識を掴んでいてくれるみたいで、
完全に、彼に緩んでしまった。
「あり、がとう」
重「おう。ふっ、、良かったわ、会えて」
「え？」
重「おっ、弁当箱！返さんとなぁって」
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な(プロフ) - ご返信ありがとうございます！更新する度に見に来てます笑応援してます(^^) (2021年2月2日 2時) (
レス) id: 45490ea103 (このIDを非表示/違反報告)
のんれもん(プロフ) - なさん» コメントありがとうございます。とても嬉しいです。更新した際には、また是非読んでください！ (2020年12月20日 22時) (レス) id: 0c446b2208 (このIDを非表示/違反報告)
な(プロフ) - とても面白いです。お忙しい中だと思いますが更新頑張ってください！ (2020年12月19日 3時) (レス) id: 3d8afbfd34 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：のんれもん
| 作成日時：2020年12月17日 20時
