小 児 科 病 棟 の 女 の 子 。 6

見 て ほ し い　[ 231 ] ページ4

* 真愛side *


看 「 あっ 、 ごめんね 、 ナースコール 来ちゃったから

ちょっと 行ってきても いい？ 」


「 うん 」


看 「 お部屋 に 戻っててね 」



　


そういって 真愛 の 頭 を 撫でてくれると 、

ナースコール が 鳴った 病室 へ

足早 に いなくなっていった 。


　


折角 うまくかけた絵 …


もっと 見てもらいたい けど ……




奏先生 も 香先生 も いないし …






… 珍しく ナースステーション にも 誰も いない 。






ちょっとだけ … 抜け出しちゃおうかな★



　




・



　



これまた いとも簡単に 脱出 成功♪

　

でも 今回 は 点滴 が あったから

ちょっと 難しかったんだよね …



　


問題なのは ここから 。



朱莉先生 の ところに 行きたいんだけど 、

救命救急科 の 場所 、 わからないんだよね …


　


そう 思っていた時 、 朱莉先生 と 同じ服 を

着ている人 が 歩いているの を 見て 、

もしかしたら と 思って ついていってみた 。



　



ついていくと 、 現れたのは

どこか 見慣れない 雰囲気 の 病棟 。

　


小児科病棟 に 比べて バタバタ と 行きかう人 。



どこか 緊張感 が やまない 、 そんな 病棟 。


　


思わず 足 が 止まったけど 、 ついていった人 が

話しかけたのは 、 まさしく 真愛 が 知っている人 で 。


　



医 「 これ 、 ICU の 松崎さん の 検査結果 。 」


朱 「 ありがとう 。 …… あれ 、 真愛ちゃん？ 」


「 あ … 朱莉せんせ …… 」


　



なんだか 知らない人 ばかりで 怖くなって 、

つい 不安 を 隠しきれず 泣きそうな声 に なっちゃう 。


　



医 「 あの 子供 、 知り合いか 。

暫く ずっと 俺 の 後 ついてきてたぞ 」


「 そうなんだ 笑 。 …… 真愛ちゃん？ 」



　


なんだか いっぱいいっぱいに なっちゃって 、

その場から 動けないでいると 。


　



朱 「 どうしたの？ 怖くなっちゃった？

… そんな顔 しなくて 大丈夫だよ 笑 。

こんなところまで 来てくれた って ことは 、

何か 用事 でも あってきたんでしょ？ 」


「 … っ … これ …… 」


朱 「 ん？ これ？ 」


　



そういって 、 さっき 描いた ラッコ の 絵 を 見せる 。


　



朱 「 わぁ すごいね 、 これ 真愛ちゃん が 描いたの？ 」


「 うん … あと …… 」


朱 「 ん？ 」

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