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番外編 壱 ページ24







甘露寺蜜璃side



20xx年、某日



友「蜜璃ー!早くしてー!」




蜜璃「はぁーい!」



駆け足で友人の元へ向かう。



今は大学。これから帰るところ



私が友人の元に着いてから、二人で家まで足を進める




友「ねぇねぇ、知ってた?

私たちの一個上の先輩でさ、超絶美人な先輩居るらしいよ。」





蜜璃「え?そうなの?全然知らなかった!」





友「でも高嶺の花って感じらしくてさ

話す人あんまり居ないんだって。」





蜜璃「かっこいいわね…!素敵だわ!」






友「あっ、……あれじゃない?噂をすればってやつ?




ってかやば…めっちゃ美人…


蜜璃とはまた違う可愛さだね。」



駅を指差して友人が言う。





蜜璃「??どれ……??」




友「ほら、あそこ。黒髪の…」





人混みでよく見えない。




蜜璃「???」






友「もう、あそこだってば



あ、後ろ向いちゃった。」






蜜璃「えぇ、見たかった…!」





友「あはは、後ろ姿なら見えるよ。」




蜜璃「もう後ろ姿でもいいから見たいよ…。」




友「なんか赤い髪飾り付けてる。」





目を凝らす。




赤い、髪飾り…







蜜璃「!!!!」




友「蜜璃??!!なんであんた泣いてんの!?」





蜜璃「えっ??」






友「泣いてるよ…??大丈夫??」




頬を触ると濡れていて、初めて自分が泣いているんだと実感できた。





蜜璃「あれ…っなんでだろ、止まらない…っ。」





友「もう、どうしたの?ほら、ハンカチ貸すから。」




蜜璃「うん…っありがとう…。」





友「あ、振り向いた。」





顔が見える。



真っ白の肌に目立つ臙脂色の目に唇。





蜜璃「!!!」




その瞬間、鮮明に記憶が蘇った。



私の大好きな、大切な、優しい人。





蜜璃「Aちゃ…ん…??」




気づくと私の体は勝手にそっちへ向かっていて、




友「蜜璃!?!?!?!?ちょっと!どこ行くの?!」




蜜璃「先帰ってて!」




Aちゃんだ。



絶対。あの優しくて綺麗な顔が物語ってる。



会いたかった


話したかった


お礼を言いたかった


ずっと、ずっと、ずっと



蜜璃「Aちゃん!!!!」




『???』




蜜璃「やっぱり…Aちゃ───





『えっと…誰…???』







蜜璃「えっ……?」




覚えて、ない…?



嘘でしょ……?





ドクンッと大きく心臓が飛び跳ねた。

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みの(プロフ) - 最後お父さん、、、ww (3月5日 16時) (レス) id: 7f6e6c065d (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - あぁぁぁぁぁぁ終わっちゃった。゚(゚´Д`゚)゚。 とても面白かったです!ありがとうございました! (3月5日 16時) (レス) @page28 id: 7f6e6c065d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - ああああかんけつだ (8月23日 1時) (レス) @page28 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
虹心(プロフ) - 作者様、本当にいい作品を作ってくれてありがとうございます😭😭😭😭😭😭😭😭もう最高でしたッッッッッ!!!! (5月19日 12時) (レス) @page28 id: 1044c21f3c (このIDを非表示/違反報告)
アホの子 - 最後の無惨がお父さんは笑ったwww (5月12日 5時) (レス) @page28 id: 30773e7ac8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:わんわん | 作成日時:2022年4月24日 18時

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