検索窓
今日:24 hit、昨日:15 hit、合計:80,772 hit

肆佰弍拾弍の型 ページ22









そしてまた、声をかけられた




「Aちゃん。」



『わ、童磨!さっきぶりだね。』



「まさかあんなこと言われるなんて思いもしなかったよ。」




『童磨もよく了承してくれたね。』



そう、私が童磨を斬る直前。



__



『童磨、ごめんね。後で私もそっちに行くから、待ってて。』


「!!!!…わかったよ。」


____





「俺はAちゃんの願いなら何でも聞くさ。


でもどの道俺のことは殺してただろう?」




『ふふ、それは否めないなあ。』




「Aちゃんが本気であのお方を殺そうとしていたのが伝わったんだ


こんなこと言ったらあのお方に怒られちゃうけど、Aちゃんにはどんなに足掻いても勝てないってわかってたんだよ」



『協力してくれてありがとう、童磨


でもあなたなら了承してくれるってなんか、思ってた』




「でも意外だったよ!まさかAちゃんも一緒に死ぬなんてね」




『ふふ、皆には悪いことしちゃったけど、後悔はしてないよ』



「ふぅーん。そうかいそうかい


Aちゃんの存在があってから俺、色んなこと知れたんだ!


人間の気持ちがよくわかったし、

何より、


愛という感情がね、わかったんだ...」




自分の胸に手を当て、微笑む童磨



その微笑みは今まで見たことも無いような優しい表情だった




『いいきっかけになってくれたなら、嬉しいな


来世ではもっと、愛を感じられるよ』




「来世でまた会おうね、Aちゃん」



『もちろん』




童磨は暗闇に消えた



よし、私も無惨さんの所へ行かないと











『無惨さん!行きましょ、地獄へ』



少し離れた暗闇に無惨さんは居た



「Aか」



『はい、そうですよ』





「お前は何故、私と相打ちになった?


お前なら倒せたはずだ」






『…以前二人で、昼間の浅草デートなるものをしたの、覚えてますか?』





「ああ、それがどうした?」




『あのとき桑の実を食べたのも、覚えていますか?』




「…ああ、確かに食べたな」




『ふふ、桑の実の花言葉、ご存知ですか?』





「知らぬ…」












『花言葉は、



























"共に死のう"











ですよ。』

終の型→←肆佰弍拾壱



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (399 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
4035人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 逆ハー , 転生
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

みの(プロフ) - 最後お父さん、、、ww (3月5日 16時) (レス) id: 7f6e6c065d (このIDを非表示/違反報告)
みの(プロフ) - あぁぁぁぁぁぁ終わっちゃった。゚(゚´Д`゚)゚。 とても面白かったです!ありがとうございました! (3月5日 16時) (レス) @page28 id: 7f6e6c065d (このIDを非表示/違反報告)
あまね(プロフ) - ああああかんけつだ (8月23日 1時) (レス) @page28 id: 2b125e9969 (このIDを非表示/違反報告)
虹心(プロフ) - 作者様、本当にいい作品を作ってくれてありがとうございます😭😭😭😭😭😭😭😭もう最高でしたッッッッッ!!!! (5月19日 12時) (レス) @page28 id: 1044c21f3c (このIDを非表示/違反報告)
アホの子 - 最後の無惨がお父さんは笑ったwww (5月12日 5時) (レス) @page28 id: 30773e7ac8 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:わんわん | 作成日時:2022年4月24日 18時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。