推しは守り助けるもの 伍【鬼滅の刃】

弐佰弐拾捌の型 ページ28

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Aside



まだかまぼこ隊は復活しない。

機能回復訓練はまだ少し先かな。



そして次は杏寿郎の…。



『今は考えないでおこう...折角来たんだし。』



浅草に遊びに来ております。


人が多くて賑やかだ。


昼間から10時くらいまで任務だったから今はもう夜中。



店を回っていると何やら泣き声が。




子「うわぁーん！お母さん、お父さん！」



子供…



『どうしたの？』




子「お母さんとお父さんが居ないの…。


うぅっ、私一人ぼっちだ…。」




『私が一緒に探すから泣き止もう？』




子「でもお父さんとお母さんがっ...うぅっ。」




『泣いちゃったらお父さんもお母さんも来ないよー？


ほら、泣いたらお化けが来ちゃうぞ〜！』




子「っな、泣き止んだ！」




『ふふ、いい子いい子。』




頭を撫でる。




子「えへへ。」




『さぁ、どうやって探そうか。』




取り敢えず肩車するか。




『いくよ、よいしょっ…。』




子「わぁっ！高ぁーい！でもお父さんよりは低い！」




『あははっ、そりゃ男の人には負けるよ。


お父さんとお母さんはどんな服？』




子「お父さんはね、白い帽子被ってる！


髪の毛が黒くてちょっとくるくるしてて…目がお姉ちゃんと似てる！

お母さんはお洒落だよ！」







『……そっかあ。』






なんかお父さんの方は見たことあるような人が浮かんだけど気にしないでおこう。







違うよね。








多分…。








『居る？』






子「ううん、居ない…。」





屋根登るか？




流石に常識無さすぎか…。




人混みを避けながら歩く。




『少しでも似てる人が居たら言ってね。』




子「うん！」





それからほんの数十秒。





子「あ！居た！お父さ〜ん！」









無惨「！！！(A…！)」








やっぱり貴方ですか。

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