弐佰弐拾漆の型 ページ27
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炭「…十分です。」
『え?』
炭「Aさんが鬼殺隊に居てくれるだけで、十分です。
ありがとうございます。」
人々を守ろうとする姿勢、いや、守っているんだ。
今までこの人のお蔭で何人、何千人救われたことか…!
感謝の気持ちを精一杯込めた。
『っ……!』
あ、涙の匂い…
『…こちらこそ、ありがとう。』
嬉しい匂いに変わった…。
嘘の匂いも一切しない、きっと本心だろう。
炭「俺が、俺がAさんを守ります。」
『ん……??』
炭「俺が必ず、鬼舞辻を近づけさせない!!」
『ふふ、ありがとう。嬉しいな。』
炭「はっ、はい!」/////
『でも…お館様も言ってたけど、まずは十二鬼月を一人、倒してからだね?』
炭「は、はい…!」////
『じゃあ私は行くよ。呼び出してごめんね。』
炭「いえ!お話できてよかったです!」
もう行っちゃうのか…なんだか寂しいな。
『それと…これは私の予測に過ぎないんだけど…。』
炭「??」
『禰豆子ちゃんは人間に戻るよ。』
炭「!!!!」
『じゃあまたね。早く怪我治すんだよ。』
炭「え、あの!」
行っちゃった…。
すごいな…言葉の重みがある。
予測をされただけなのにちょっと安心した。
俺もああいう人になれるといいな。
自分のベッドに戻る。
炭「…起きてたのか、善逸。」
善「!!……まぁ、うん。」
炭「聞こえてたんだろう。」
善「うん…。」
炭「Aさんのこと、軽蔑したか?」
「っする訳ないだろ!!
あんな優しい人、どうやったら嫌いになれるんだよ…。」
炭「ははっ、そっか。よかった。」
善「勿論隊律違反だって訴える気もサラサラ無いよ。」
炭「同じだ。
あの人は言葉の重みがあるなあ。
いつか俺もそんな人になれたらいいな。」
善「炭治郎ならなれそうだな。」
炭「そうか?ありがとう、嬉しいよ。」
善「禰豆子ちゃん、人間に戻るといいな。」
炭「うん…未来の自分を信じるよ。」
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わんわん(プロフ) - 8828(名前に意味はないです)さん» うっわあ本当にすみません、ありがとうございます^^;めっちゃごちゃごちゃで覚えてしまってましたね...申し訳ないです。ご指摘ありがとうございます、活用させていただきます( .. ) (2020年8月18日 22時) (レス) id: c01d3dab23 (このIDを非表示/違反報告)
8828(名前に意味はないです) - ちょっと修正。下弦の名前です!ファンブックに載ってましたが、参考になれば幸いです。壱…魘夢(えんむ) 弐…轆轤(ろくろ) 参…病葉(わくらば) 肆…零余子(むかご) 伍…累(るい) 陸…釜鵺(かまぬえ) らしいです! (2020年8月18日 19時) (レス) id: 8b5b5f36c4 (このIDを非表示/違反報告)
わんわん(プロフ) - きあさん» ひぇぇええありがとうございますうう!!もうめっちゃ嬉しいです、感謝感激...!涙がっ...続編でもよろしくお願いします(*^^*) (2020年8月12日 15時) (レス) id: c01d3dab23 (このIDを非表示/違反報告)
わんわん(プロフ) - カルナさん» コメント返すの遅くなってすみません!!続編出ました...!いつもコメントありがとうございます!励みになってます!伏線結構あるのでぜひぜひ探してください☆ (2020年8月12日 15時) (レス) id: c01d3dab23 (このIDを非表示/違反報告)
きあ - ええええ!続編おめでとうございますうう!!!!この作品大好きです!毎日楽しみにしてますっ体には気をつけてがんばってください!! (2020年8月6日 23時) (レス) id: f7544522dc (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:わんわん | 作成日時:2020年5月18日 23時