推しは守り助けるもの 参【鬼滅の刃】

佰拾肆の型 ページ14

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カナエ「あの女…？Aちゃんのこと？」




実「知らねェ。俺が殴った女だァ。」





冨「錆兎がAを…？」




カナエ「あらあら…！うふふ、そうだったの？錆兎くん。」




錆「なっ！！それはっ───(ここで否定するなど男ではない……！？)……。」




宇「派手にあけぇーぞ。顔。」




錆「！！！……本当か？」




宇「ま、嘘だけどな。」




錆「ふざけるな！！！」



カナエ「うふふ、楽しそうね。」



悲「微笑ましいな…。」




カナエ「不死川くん、ちゃんとAちゃんに謝るのよ？」




実「あァ。」




言われなくてもそのつもりだった。



そして他の柱は帰り、産屋敷邸の前で彼奴を待った。

出てきて直ぐに声をかけた。




彼奴に──鬼柱に謝罪した。

だがその謝罪は呆気なく流され、食事に誘われた。



意味がわからねェ。



傷も治り、陽の光に照らされるそいつは、なんかこう、綺麗だった。


錆兎という男が惚れたのも何となくわかる。




こんだけ綺麗だと男慣れしてそうだったが…俺に触られたぐらいで赤面しやがったからなァ。

その推測は外れたようだ。

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