【d!】森の奥の施設

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「実験はどうだったかい？」



師匠が作った夕食の魚のムニエルを食べながら、実験の報告をする
エーヴィガシュラーフの名を出すと師匠は目を輝かせた



「エーヴィガシュラーフ!?そうか、あれはソメイユとリオートで出来ていたのか…なら今度…」



また、碌(ろく)でもない事考えとるんやろな。
なんて思いながら夕食を食べ終えた
あ、実験のレポート書かんと。









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朝食は俺の仕事だから、いつも起きるのは日が少し登り始めた頃
顔を洗い寝巻きからいつもの服に着替える
朝食は何を作ろうと考えながら庭の薬草達と栽培している野菜や果物に水を撒く
特殊な薬草にはそれ専用の薬品を撒く
これも日課になってきたな。



あ、いい感じにトマトが熟れてる。今日はサンドイッチにするか。と思いながらトマトを一個獲る



師匠から貰ったエプロンを着けて、二人分のサンドイッチと師匠のココア、俺のコーヒーを作る
あの人、結構大人っぽいのに朝飲むのがココアって、そこは子供みたいやな。
朝食を作り終えると丁度、師匠が起きてきた



「あ、師匠おはようございます」



「あぁ…おはよう…ﾌｧ〜」



すると、師匠から薬品の匂いが微かに漂ってきた
また、遅くまで研究室に篭っとったのかな。
その証拠に前髪の隙間から見えた師匠の目の下に薄らと隈ができていた



「お、今日はサンドイッチか、頂きます」



俺もコーヒーを飲んで、サンドイッチを食べる
うん、美味い。
そう言えば とロゼオエルバのストックが無くなりそうだったのを思い出した



昨日、レポートを書き終わった後に薬草本で調べたから生殖地は分かる
わりと近くに生殖してるようだから野宿はしなくて済みそうだ

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